途上国へ旅行したいと思いますか? 治安も悪いし生活インフラも整っていないしとためらっていませんか。もちろん、それはその通りなのです。それでも美しい自然や力強い日常生活、人々が大切にしてきた文化など見所もいっぱい。今日は初心者・中級者向けに途上国旅行が少しでも快適になる方法を紹介したいと思います。
開発系の仕事をしていたこともあって
途上国に出かけるのが好きです

なので
いつも途上国への旅行を言い出すのは私

「ねえ、途上国に旅行しようよ」「いいけど、お湯が出るホテルにしてよね」

でもなかなか高級なホテルに泊まっても
お湯が出るのは最初の10分ってことも

そして観光地でトイレに行っても

トイレットペーパーもなければ水も出ないっていうのはいつものこと っていうかトイレがあるだけ御の字

なので
ポケットティッシュと除菌ジェルは
必需品です。

さらにお土産物を買おうとしても

「1万円でいいよ」「えっ、これが?」「観光客だからってどんだけふっかけるの」

ってことも
何をするにも値切らないといけなくて大変

それでも、旅行から帰ってきて

「行ってみてよかったよ なんだかいろいろと『目からうろこ』」「親切な人もいっぱいいたよね」

そう、大変なこともあるけれど
素晴らしいことも心が動かされることも
いっぱい

「じゃあ、次も途上国で」「いや、しばらくいいよ」「どうして?」

だって

マクドナルドがないもの

えっ、そこ?
まあ、気持ちは分からなくもないけど

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実際、二週間くらいの旅行ならマクドナルドがなくてもなんとかなるのですが、途上国に住んでいた時は本当にどうしても食べたくなることがあって、アメリカの空港についたらジャンクフード店に駆け込んでいました。

また、知らない土地を旅行していて土地の食べ物をずっと食べ続けていると、途中で中休みが欲しくなってマクドナルドが食べたくなることってありませんか?

さて世界を席巻するマクドナルドがないくらいの途上国でなくても、途上国へ出かけるとなると不便なことや危険なこともいっぱいです。

今日は途上国への旅行をためらう理由を考え、それを幾らかでも和らげる方法を私の限られた経験ですがご紹介したいと思います。

途上国の治安が心配

まずは治安に関する情報収集を

おそらく途上国への旅行をためらう最大の理由は治安の悪さだと思います。

そしてそのためらいは正しいためらいなので、ご自分の旅行スキルを考えた上で無理のない渡航先を選び、しっかりと準備をして出かけられた方がいいかなと思います。

そもそも日本の治安は世界でもトップクラス。アメリカやフランスといった先進国でさえも治安は心配な場所がたくさんあり日本の感覚が通用しない場合もあります。

これが途上国になると全般的にもっと治安が悪くなるのは事実。けれど、途上国といっても100メートルも歩くことさえできない国もあれば比較的安全な国もあります。

また国の中でも比較的安全な地域とそうでない地域があります。なので旅行前に治安に関して集められる情報はなんでも集めましょう。

王道の外務省海外安全ホームページ

途上国へ旅行しようと考え始めたらまずは「外務省海外安全ホームページ」を訪れてみて、その国の治安状況を確認してみてください。
https://www.anzen.mofa.go.jp/

ここでちょっと自分の旅行スキルでは無理っぽいと感じたらためらわずに旅行先を変えるのもありです。

また最終的に旅行先を決めて飛行機などの手配が終わったなら、この外務省のページにある「たびレジ」に登録しましょう。

私も使っているのですが、登録していると旅行国の情報をメールで配信してくれます。 

またもし一緒に旅行をする方が日本人以外の方ならばその国の外務省や大使館の情報もみてみるのもいいかもしれません。

万が一、クーデターや大規模災害が起こって国外へ逃げないといけないことがあった時のことを考えると、いろいろな情報手段を確保しておくのは大切かなと思います。

すでに住んでいる方のブログやSNSを参考にする

多くの日本人が世界各国で生活されていて、ブログやツィッターのようなSNSで色々な情報発信をされています。

そこから現地に住んでいる方が肌で感じている生の声や最新の情報を知るという手もあります。

またもし旅行を考えている都市に友人、知人がお住まいなら事前に連絡をとって情報をもらうのもいいかもしれません。

ただ、現地で生活している方もその土地の全てを把握しているわけではありません。また都市の中にも治安のばらつきがあるので、その方の情報が全てではありません。さらに治安状況は刻一刻と変化します。

そのあたりを心に止めて情報収集をしてみましょう。

「NUMBEO」を使って滞在都市の治安の雰囲気を

以前のブログでも書いたのですが、私が都市の治安の雰囲気を感じるために使っているのがNUMBEO。
https://www.numbeo.com/crime/


このサイト、過去3年間にその都市へ滞在した人の主観に基づいた判断を総合して治安に関する様々な指標をパーセントで表示しています。

異なる犯罪を10以上の指標で表しているので、その都市の雰囲気をなんとなく感じることができます。

ただ情報提供者の主観に基づいているので特に情報提供者の数が少ない場合は参考程度に使われるといいかと思います。

初めての途上国旅行は無理をしない

比較的簡単な国や都市から

途上国といっても本当にいろいろ、もうすでに途上国を脱しつつあり発展真っ最中の国から世界の最貧国まで、また比較的安全な国から渡航をしないほうがいい国までいろいろな状況があります。

なので途上国旅行で大切なのは無理をしないこと。ご自身の旅行スキルのレベルを判断して大丈夫と思える国を選びましょう。

例えば太平洋州やカリブ海には比較的のどかで安全な小国があります。開発目覚ましい東ヨーロッパ、さらに日本の観光客に人気の東南アジアにも訪れやすい都市がたくさんあります。

また治安があまりよくない国でも外国人や現地のお金持ち向けに開発されたリゾートホテルがあり、そのようなリゾートホテルは先進国のホテルと同等、またそれ以上のサービスを提供しています。

またホテルからでるオプショナルツアーも豊富なことが多いのであまり精神的な負担がなく観光を楽しむことができるのではないでしょうか。

まずは多くの方が訪れて情報もたくさんあり、比較的インフラも整っている都市から初めてみるのはいかがでしょうか。

友人が住んでいるなら少し難しい都市へも

治安もそれほどよくなく、都市の交通インフラも整っていない国に出かけるのはなかなかハードルが高く感じるかもしれません。

それでもその国に親しい友人が住んでいるなら、思い切って出かけてみてもいいかもしれません。

大切なのは友人が少しでもお休みを取れるタイミングで出かけること。もし、友人が滞在中、毎日仕事に出かけているとご自身一人での外出が難しいかもしれません。そうするとずっと家やホテルで過ごすことになります。

また、お子さまと一緒で家族でというのは国によっては控えた方がいいこともあるかもしれません。特に病院施設が整っていない場合には。

さらに、もちろん考えないといけないのは滞在中、お世話をしてくれる友人への負担。

ただ最貧国で生活をしていた経験からすると、実は友人が遊びに来てくれるのは嬉しいことでした。というのも「危ないから」ということで家族も誰も遊びに来てくれないので。

でもこれも個人差があるのできちんと話し合ってくださいね。

必要なら旅行代理店もフル活用

私たち夫婦は基本的には二人で好きなようにフラフラと旅行をするのが好きです。なので通常の旅行の場合、自分たちで適当に予定を立てて出かけています。

しかし治安面が不安な土地に出かける時には安全第一で旅行代理店を使うこともあります。旅行前にこちらから手配をしていくこともありますし、現地でオプショナルツアーやドライバーを手配することもあります。

実のところ、途上国で大変なのは交通インフラが整っていないこと。ホテルからある場所へ出かけるのにパッと電車に乗って、タクシーを拾ってというようにいかない都市がたくさんあります。

また交通渋滞が酷かったり交通ルールがきちんと守られていなかったりと、その国の治安や交通状況によってレンタカーを借りるという選択肢を諦めた方がいい国もあります。

また乗合バスやタクシーでさえも安全ではない国もたくさんあるので、そのような国の場合、安全な移動手段の確保を考えて旅行代理店やホテルのオプショナルツアー、ガイドの利用もご検討されてはいかがでしょうか。

ただオプショナルツアーにはひどいものもたくさんあるし、自分たちが思っているように観光地を回ってくれないものもあります。

これまでの旅行者の評価をみて、またご友人がこれまで使ってみて満足している旅行社のものを聞いて良いものが選べるといいですね。

途上国は生活インフラが整っていないから

実際問題、途上国では水や電気といった生活インフラが十分整っていないことろがたくさんあります。さらに今はインターネットがないと不便なことがたくさんありますがその辺りも気になるところです。

でもそれを理由に途上国への旅行を諦めるのは残念です。さてではどんな解決方法があるでしょうか。

しっかりしたホテルを選ぶ

どんな途上国にも海外からくる観光客用のホテルがあります。また観光客がなかなか来ないような国でも国連や他国から開発援助にくる人々が宿泊するホテルがあります。

そのようなホテルは独自の発電機などを持っていて比較的、水や電気に困らないようになっていますし、インターネットがつながるようになっているものも多くあります。

また地震のある国だと耐震性を考えて建てられているものもあり、このような高級ホテルでのレストランの食事は比較的、お腹を壊さなくてすみます。

もちろん強者の途上国旅行上級者は現地の安宿を試したりされるのかとも思うのですが、途上国の生活インフラに不安のある方、宿ではゆっくりと快適な生活を送りたいという方は、現地では高級ホテルと考えられているしっかりとした宿を選ぶことをお勧めします。

途上国ならではの持ち物を準備をしていく

途上国観光地でのトイレ対策

途上国の旅行で一番困るのは実はトイレです。そもそもトイレがない場合の方が多いですし、あってもトイレットペーパーもなければ水も出ないか汲み置きのことも多いです。

なのでもう絶対的な必需品はポケットティッシュと携帯の除菌ジェル。これは本当に役に立ちます。

また長時間のドライブ旅行や旅行場所によっては携帯トイレを持っていくという手もありますし、時と場合によっては私はロングスカートを履いて出かけることもあります。そうすると最悪、外で用が足せるので。

最低限の薬は持って行こう

どのような旅行先でも急に病気になるのはとても困ります。そして途上国の場合、近所の薬局に飛び込んで薬をというのも難しいですし、病院へのアクセスが日本ほど簡単ではない場合もあります。

そして現地の高級レストランで食事をしていても、飲み物は全て「氷なし」でお願いしてもお腹を壊すときは壊します。

また気候の変化や時差、疲れもあって風邪を引いたり頭痛が起こったり。

もちろん緊急の場合は病院へ駆け込むのは絶対ですが、病院へ行くほどでもない症状を緩和するための最低限の薬を持っていく方がいいと思います。

私もこの手持ちの薬に助けられたことが何度かあるので。

また熱帯の蚊の多い地域にご旅行される方は虫除けスプレーとかゆみ止めをお忘れなく。

もちろん蚊に刺されて痒くて大変ということもありますが、それ以上に蚊を媒体にした病気がたくさんあります。

チクングニヤ熱、デンギ熱、ジカ熱、さらにマラリアと命を脅かすものもあります。毎日しっかりと虫除けスプレーを使うことをお勧めします。

空腹対策も忘れずに

さて最後に、私が途上国に旅行するときに必ず持っていくものにスナックがあります。これは初めて仕事で途上国に出かけたときに先輩同僚に教えてもらったのですがとても役立ちます。

というのもすぐそばにコンビニやスーパーがない国を旅行する際、小腹が減るととても困るから。

ということで、夜でもちょっとお腹が減ったなと思ったときに食べられるドライフルーツやスナックを持って出かけるのはどうでしょうか。

そして余ったスナックはチェックアウトの際に部屋へチップと一緒に残していくのもいいかもしれません。

少々の不便は途上国の醍醐味として受け入れる

さて、いろいろと準備をしてやってきた途上国。それでも不便なことはあるかもしれません。

シャワーの水量がチョロチョロとしか出ないことはよくありますし、暖かい国ではお湯のシャワーが出ないこともよくあります。

レストランに出かけても途中で停電してしまって料理が出てこないなんてこともあるかもしれません。

またゴミの収集システムがない国を旅すると道にゴミが溢れていることもありますし、道も舗装されていないのでいつも砂煙がすごいかもしれません。

でもせっかく途上国を旅行しているのです。これも楽しい経験、あとで笑い話になると思って怒ったりイライラする前に楽しんでみませんか。

途上国は観光するものがないんじゃないの?

途上国に旅行しても仕方がないと思う理由の一つに、途上国に出かけても見るものなんて何にもないんじゃないのと思っているからかもしれません。

もちろんイタリアやフランスのような歴史的建造物がたくさんある国はそれほど多くはないかもしれません。それでも途上国には途上国ならではの見所がいっぱい。

情報が少ないだけで観るものがないわけでは

そもそも途上国の観光地の情報を集めるのは大変です。今でこそインターネットで色々とわかることもありますが、昔はそれこそ「地球の歩き方」くらい。その地球の歩き方でさえも、数ページの情報だけということも少なくありません。

そんなこともあって、途上国にはどんな見所があるのかわからないこともたくさんあります。だからといって観光するところがないと決めてしまうのは残念なこと。

どの国にもそれぞれの歴史があり欧米とは違った形での史跡や建物跡が残っていることが多くあります。またその土地の歴史や文化を紹介する小さな博物館があるかもしれません。

旅行代理店や現地に住んでいる人からの情報、また現地に着いてみてホテルや地元の人に聞いてみるとガイドブックには載っていない観光地がいろいろと出てきます。

また日本語以外の言語が出来る方なら日本語でガイドブックがなくても他の言語では存在していたりします。

もちろんインターネットを使うとさらにいろいろな情報を集めることができるでしょう。

まずは情報収集をしてどこへ出かけてみたいのか考えてみるのはいかがでしょうか。

美しい自然を思いっきり楽しもう

途上国の魅力の一つはまだ開発されていない自然がたくさん残っていること。

ビーチリゾートのあるところもたくさんありますし、そのようなところでは水の透明度も高く海の美しさを満喫することができます。

またまだ手付かずの滝があったり多くの野生生物を楽しめるジャングルやサファリがあるところもあります。思い切って美しい自然を楽しんでみるのはどうでしょう。

また何もない生活をのんびり楽しむという楽しみ方もできます。私たち夫婦は何もない小島のビーチで、蚊帳のつってある掘っ立て小屋での生活を楽しむという旅行をしたことがあるのですが、毎日、食べて泳いで昼寝をして散歩をしてという贅沢ができました。

電子機器からそして忙しい日常から離れてみるのもいいかもしれません。

人々の生活を垣間見るだけで多くの刺激がある

史跡がなくてもそして自然がなくても、空港に着いたところからもう見るべきもの、心を動かすものがたくさんあります。

車が止まると窓拭きにやってくる小さい子供たち、朝、水を汲むためにポリバケツを持って歩く人々。

道に並ぶ露天の食べ物屋さんやお店、海岸で小さな船と網で魚取りに出かける漁師さんに、ホテルから出てくる観光客に道案内をしてチップをもらう人々。

私たちの普段の生活とは違う人々の生活が目の前に広がります。

みんなたくましく明るく元気に生活していますし、出会う子どもたちは本当に可愛く素敵な笑顔です。

そんな生活を目にし人々と交流するだけでも十分価値のある旅になると思います。

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十分情報を集めてしっかり準備をして一度、出かけてみてはいかがでしょうか。新しい発見があると思いますよ。

そしてどうかくれぐれも安全に気をつけて楽しい旅になりますように。