私がまだフランスに住んでいたとき、ワシントンに住む夫がわざわざヨーロッパに遊びに来るのだからと二人で一週間イタリアを旅行することにしました。3都市を列車で回ったのですが今日はそんなイタリア列車旅行のお話、そしてイタリアの列車をオンラインで予約する方法のお話です。

 絵日記:イタリアの列車は遅れるんじゃないの?

イタリアを列車で旅行するというと
友人たちの反応はだいたいこんな感じ


「気をつけたほうがいいよ」 「イタリアの電車はよく遅れるって言うよ」

知っています、知っていますとも
悪名高いイタリアの列車

なので余裕を持って計画を立てました。

最初の移動はローマから とっても素敵な列車でイタリア鉄道のイメージ大幅アップです

その後、ヴェネツィアへ移動したのですが

ここでビックリしたのは
駅からヴァポレットと呼ばれる船に乗って
町の移動をすること

さてヴェネツィアを楽しんで

ヴェネツィアからローマへ電車で戻る朝 時間に余裕を持って駅に向かうヴァポレットに乗り込みました。

でも、痛恨のミスは
みんなこの船に乗って通勤するということを
考えにいれていなかったこと

船が停留所に着くたびに
多くの人が乗り降りするので
とても時間がかかります。

「なんか時間かかってるよね。電車の時間大丈夫かな」「まあ、イタリアの電車ってよく遅れるっっていうし大丈夫」

船はノロノロと進み
列車の出発時刻は刻一刻と迫ってきます。

「大丈夫かな〜」「大丈夫、大丈夫、きっと電車遅れるし」「っていうか遅れて〜 頼む」

サンタルチア駅正面の停留所に着いたのは
危機一髪、電車出発3分前

船から大急ぎで飛び降り

荷物を持った夫が列車の出発ホームを確認するため猛ダッシュ その後を私も全力で追いかけます イタリアの列車は遅れる イタリアの列車は遅れると唱えながら

なんとか列車に飛び乗った瞬間に
背後でドアが閉まりました。

「イタリアの電車は遅れるじゃなかったの?」「だれ、そんなこと言ったの」

結論
私たちがイタリアで乗った列車は
すべて時間にとても正確でした。

 
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もちろんイタリアの電車、遅れます。特に在来線は。しかし旅行者がよく使う高速鉄道フレッチャロッサ(Frecciarosa)はあまり遅延しないのです。

この列車、最高時速360kmで主要都市間をつないでいるのですが、この高速時速を可能にするために専用線路を使っているおかげだそうです。

それにしても「赤い矢」という名を持つこのフレッチャロッサ、その名の通り赤い車体がとても美しくまた車内も予想以上に快適で、イタリアの列車の旅のイメージが良い意味でくつがえりました。
ということでもし少し時間に余裕があるようならば列車の旅を考えてみるのもいいかもしれません。

 イタリアの列車をインターネット予約しよう

王道はトレニタリアのウェブサイトで

イタリアで列車旅行をするとなるとまず考えるのがトレニタリア(Trenitalia)という元国鉄で今は民営化された日本でいうところのJRのような鉄道会社

この鉄道会社の公式ウェブサイトにから直接チケットが購入できます。ただ残念ながら日本語はなくイタリア語、英語、フランス語、ドイツ語、中国語のみなのですが。

トレニタリアウェブサイト: http://www.trenitalia.com/

 チケットの種類

チケットの種類にはベース(Base)エコノミー(Economy)スーパーエコノミー(Super Economy)と3種類あって一番自由度の高い「ベース」では無料で何度も予約変更ができキャンセルすれば返金もされます。

しかし「エコノミー」では予約変更に手数料がかかりキャンセルしても返金されず「スーパーエコノミー」では予約変更もできません。

 座席の種類

さらに座席の種類が、スタンダード(Standard)プレミアム (Premium) ビジネス個室(Business Salottino)静かなビジネス( Business Area Silenzio) ビジネス(Business)エグゼクティブ(Executive)と6種類に分かれています。

スタンダードとプレミアムが二等でそれ以外が一等というイメージでしょうか。ビジネス個室は4人用の個室ですが数はあまりなく、また「静かなビジネス」では携帯電話が使えません。

料金はこの6種類の座席と3つのチケットの種類との組み合わせできまり、ウェブサイトで予約する際に選べるようになっています。

 ローマーフィレンツェ間の例

例えばローマとフィレンツェ間を1時間半で結ぶ高速鉄道フレッチャロッサでは一番安い「スーパーエコノミー」の「スタンダード」で24.9ユーロ(約3300円)、一番高い「ベース」の「エグゼクティブ」で127ユーロ(約1万7千円)となっていました。

かなり金額に幅があるのでいろいろと考えて一番ご都合の良いものを選ばれると良いと思いますが、スーパーエコノミーは早割ということもあり早い段階でなくなってしまうのでご注意を。

私たちはせっかくの旅行ということで「ビジネス」に乗りましたが1列にゆったりとした二人がけと一人がけの座席がならび、飲み物や新聞のサービスがありとても快適で大満足でした。

イタリアレイルのサイトを使ってみたら

さて王道のトレニタリアのウェブサイトでの予約を紹介しましたが、実際に私たちがチケットを購入したのは実はイタリアレイル(ItaliaRail)というウェブサイト(www.italiarail.com )

名前だけを見るとイタリアの鉄道会社のサイトのように見えますが、実はこれアメリカの代理店でトレニタリアの列車情報をそのまま使ってトレニタリアのチケットを販売しています。

なので今考えればトレニタリアのサイトを使って直接購入すれば良かったと思うのですが、このイタリアレイルのサイトの方が使いやすかったのとアメリカドルで支払いが出来たことで、当時はこちらを選んだように思います。

 トレニタリアのサイトとの金額の違い

今回、トレニタリアのサイトと比べてこのイタリアレイルのサイトだと料金的にどれくらい違うのか気になったので調べて見たのですが、返金可能な「ベース」の「スタンダード」の座席をトレニタリアのサイトで購入すると48ユーロ(約6400円)。

この金額を単純に今日のレートでドルに換算すると56ドルとなったのですが、イタリアレイルでは 59ドルで売られていました。

また他の座席もだいたい同じくらいの差額で、為替の変動リスクや手数料を考えると許容範囲かなとも思いますが、覚えておかないといけないのはそれに加えて手数料5ドル(約550円)支払わないといけないということ。

やはりトレニタリアのサイトから直接買うよりは少しお高くなってしまいますね。

今回は私たちが使ったアメリカの代理店のインターネット予約をご紹介しましたが、日本語でインターネットで予約できる代理店もググるといろいろと出てきます。

イタリア語、英語、フランス語、ドイツ語、中国語を使うのが苦にならない方はおそらく直接トレニタリアのサイトから購入された方がいいのかとも思うのですが、そうもいかない場合にはどうか手数料や列車料金を調べて信頼できるところを使ってくださいね。

イタリアレイルを使ってみると

ちなみに私たちが使ったイタリアレイル、なんの問題もなくEチケットをEメイルで送ってくれました。そこにはPNRという予約コードがついていて、電車に乗るにはこの予約コードをみせるだけでチケットは必要ないとのことでした。

しかし私たちはローマの駅に早く着いて窓口も空いていたので、念のために日本でいうところの「緑の窓口」にEチケットを持って行って「これで大丈夫ですか」と聞いてみると、すべての行程のEチケットを普通のチケットに変えてくれました。

ただ私たちはイタリア語が話せなかったし駅員さんは英語があまり得意ではなかったので、何かの誤解が生じた結果かもしれませんが。

 ユーレイルパスという手も

さてイタリアで電車に思いっきり乗る予定があったり、ヨーロッパの他の国でも列車で移動しようとお考えであれば「ユーレイルパス」という手もあります。

このパスはヨーロッパ以外に住んでいる人のためのもので日本では旅行代理店でも購入できますが直接インターネットで買うこともできます(https://www.eurail.com/)。

このサイトは英語 スペイン語 ポルトガル語 中国語 韓国語と一緒に日本語も使えるのでとても使いやすいので、もしご興味があればいろいろと見てみてくださいね。

ユーレイルパスのお値段

もしイタリア1国のみを列車で旅行するのであれば「1カ国パス」を選ぶことになると思うのですが、このパスで有効期間1ヶ月の間に好きに選んだ5日に列車に乗れるものを選ぶと1等で332ドル、2等で268ドル(2018年10月現在)。

どのくらい1日に電車を利用するかによってお得感が変わってくるように思います。気をつけないといけないのは予約が必要な列車には追加料金が必要なこと。そしてイタリアの電車は予約が必要な場合が多いです。

もう一つ、28歳以上の2人以上のグループ旅行だと料金が15%安くなるセーバーパスというものもあります。グループメンバーはみんな一緒に行動しないといけないですがかなりお得です。

ユーレイルパスには「1カ国パス」の他にもヨーロッパ28ヶ国の鉄道に乗れる「グローバルパス」、また国境が隣接する2〜4ヶ国選び、その国の列車を使える「セレクトパス」もあります。

ヨーロッパを列車を乗り継いでゆっくり旅行するなんて本当に素敵ですよね。夫が完全引退したら是非やってみたいと思っています。思うのは自由だしね。

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