アメリカでの学生生活から始まった私の海外生活。初めての寮生活、山のような宿題、わからない授業といろいろと大変だったのだけれど、さらにいろいろな文化の違いにもびっくり。苦労した学生生活をどのようにして乗り切ったかというお話もついてます。
日本で生まれ20代後半まで
日本の生活どっぷりだった私。

はじめてのアメリカ学生生活では
びっくりすることが目白押しでした。

まず、あまりにもフレンドリーな教授と生徒の関係 「ハーイ、かーこ」「ハーイ、マイケル」ファーストネームで呼び合い教授の自宅でのパーティにもお呼ばれ

まあ、ここはアメリカ
これくらいは十分、想定内です。

でも私の日本の学生時代と比べると
こんなのありって思う事もいっぱい。

悪びれもせず遅刻してくる生徒たち そして、それをあまり気にしない教授陣 すべては自己責任でってことでしょうか?

さらにあまりにもゆるゆるの授業風景も
日本育ちの私には衝撃的でした。

そう、この授業態度 あまりにも態度でかくない? 禅の修行中? 椅子は一人一個じゃなくて? 「こんな座り方ってあり?」

そして極めつけが

授業中にごはんをむしゃむしゃ食べること ご丁寧にベーグルを半分に割りクリームチーズをべたべたと塗り 「ここはカフェテリアでしょうか」

そして、その作業の最中にも質問があると

元気よくナイフとともに挙手 ナイフについたクリームチーズをひとなめして颯爽と議論に参加していました。「私は別の考え方をしていてウンヌン、カンヌン」かっこいい〜 出来る女ってかんじ!

もちろん、彼女が食事中ということは
教授や他の生徒は
まったく気にもとめていません。

さて、私がこの生活に慣れたかというと

あんまり慣れませんでした。「礼儀ただしいから?」「いえいえ、授業が難しすぎてベーグルにクリームチーズなんて塗っている余裕がなかったから」

できる女への道はまだまだ遠いのです。
   

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そう、出来る生徒は授業中あぐらを組んでいようがうたたねしていようが、大事なところで的確な質問をしたりみんなを「ほぉ〜」とうならせる議論をしていました。教授やクラスメートが評価するのは議論の内容であって、礼儀や行儀ではないのか、さすが、結果重視の国アメリカと思ったものです。

 授業で発言できなくても

しかし実際問題、英語が母国語でない人では「できる女」どころか「普通の生徒」になるのもほんとうに大変なこと。それは言葉だけの問題ではなく「授業で議論をする」ことに慣れていないというのもあるのかもしれません。

これを克服するためには「しっかり準備をする」「場数をこなす」っていう王道の対策しかないのでしょうが、「場数をこなす」、これは本当に難しいよね。授業中に思い切って発言してみましょう、、、っていうけれど私はほんとうになかなかできませんでした。

せっかく何か「言いたい事」を思いついても、自分が発言しようとしていることが的はずれだったらどうしようとか、私の英語が分かってもらえなかったらどうしようとか、そもそも英語でなんて説明したらいいのなんて悩んでいるうちに、もう授業の話のながれはぜんぜん違う方向へ。

でも最初は無理して授業で発言する必要なんてないのです。だって授業の内容を理解するだけでも大変なんだもの。ただ、いつも授業を聞きながら頭の中で一生懸命「質問」や「意見」を考えてみてください。

今だから分かるのは、議論に参加できないっていう問題の根本は言葉でもコミュニケーション能力でもなかったってこと(まあ、それも少しあるけれど)。そもそも自分の話す内容や意見に自信がなかったことが大問題だったのだと思います。

なので、最初は授業で発言できなくても、頭の中で発言したい内容を考えるようにして、例えばとてもできるクラスメートが同じような質問をしていたら、心のなかでガッツポーズをしてください。

そして1ヶ月に1回くらい、これはいけるかもっていう質問や意見を勇気をだして発言してみてください。もうこれは「勇気」しかありません。そして、ゆっくりと少しずつ、2週間に1回、1週間に1回と頑張ってみましょう。

 学生生活を乗り切る言葉

さらにもうひとつ、私が学生生活を乗り切れたなと思う秘策、それは「くよくよしない」ってこと。

授業で先生の言っている事がよく分からなくてもくよくよしない。半年以上授業で一回も質問できなくてもくよくよしない。せっかく頑張って質問して声が震えてもくよくよしない。発言している間に自分が何を言っているのかわからなくなってもくよくよしない。

さらにアメリカの学生生活ではグループワークやプレゼンテーションの機会もとても多いので、超えないといけないハードルがたくさんあって大変です。ちなみにわたしはあまりに緊張しすぎて、声を出そうとしているのに声がでないっていう「こんなことがほんとに自分に起こるの?」という経験をしてびっくりしたことがあります。でもくよくよしない。

グループを作るときに誘ってもらえなくてもくよくよしない。グループワークで透明人間になってしまってもくよくよしない。クラスメートに「チッ」と舌打ちされてもくよくよしない。

もう、くよくよしない。これしかありません。そして「大丈夫、いつかは出来るようになる」って言い聞かせましょう。ちなみに私は2年たっても無理だったけれど、でもくよくよしないようにしていました。

そして、何年かの学生生活を経て仕事するようになったころにはベーグルにクリームチーズを塗って食べながら議論に参加できるようになったよ。そしてそれは 多分、自分が話す内容に自信が持てるようになったからって思ってます。まあ、内容がすばらしいかどうかはおいておいて。

学生のみなさん、頑張ってくださいね!

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