そろそろバレンタインデーがやってきますね。私はこの時期に日本にいることが多いので、デパートで素敵なチョコレートを見るのを楽しみにしています。でも日本でお仕事をされている女性の方は職場での義理チョコなど大変だなとも思います。今日は7年間のOL時代も思い出しながらみんなに負担にならないバレンタインデーを考えてみたいと思います。






もちろん夫の頭に
「バレンタインデー」というものは
存在していません。


絵日記:アメリカのバレンタインなのに
日本ではバレンタインデーは
女性が愛を告白する日ですが
アメリカではどちらかというと

ということで

しかし日本人気質が抜けない私

そして
チョコを用意して迎えた
チョコを用意して迎えた



もちろん夫の頭に
「バレンタインデー」というものは
存在していません。

せっかくアメリカに住んでいるんだから
アメリカ風に何かくれてもよくない?

別にバレンタインなんてどうでもいいんです。それでもバラの一本、カードの一枚でもあると正直なところ気持ちが高まります。
さてこんなアメリカのバレンタインデーはさておき、日本のバレンタインは義理チョコもありいろいろと大変なように感じます。
なので今日はどのようにみんなの心理的負担を減らして日本のバレンタインデーを楽しむことができるかを考えてみました。
もう職場で義理チョコ禁止でもいいんじゃない
私は個人的には職場での義理チョコのやり取りはもう面倒くさいし、いらないんじゃないのという立場です。なぜ面倒くさいと思うかというと、、、
義理チョコはあげる方ももらう方も面倒くさい
まず新しい職場に入りバレンタインデーが近付くと、この職場の女性陣は義理チョコを贈るのかどうか、どの程度のものを贈るのかと考えるのが面倒くさいです。
さらに贈るとなるともちろん買いにも行かないといけないし、義理チョコとして適当なものを選ばないといけません。あまりに趣味の悪いものもあれだし、かといってお金をかけるほどのことでもないし、、、なんて考えるともうすでに面倒くさいです。
さらにもらった男性にもホワイトデーに向けて同じプロセスが待っています。
みんなやめる言い訳が欲しい
さてこのような状況でみんなやめたいと思っているけどやめられない、やめる言い訳が欲しいと思うのは私だけでしょうか。
もちろん自分にしっかりと意思があって、みんなが義理チョコを贈りあっていようと私はしないと決めたり宣言したりできる方はとても素敵です。
でも日本でOL(ってもう死後?)をしていた若い頃の私にそれを望んでも無理だったと思います。
そこで例えば「職場が義理チョコ禁止だって」なんていう言い訳があったら嬉しかったなと思います。
もちろん職場で義理チョコに関わるルールを作ることがいいのか悪いのかの議論はあるかと思いますが。
でもやめるならみんなで一斉にやめることのできるような言い訳が欲しいところです。
ここでこそ「お局さま」の出番です
さて私が日本で職場を変わった時、またこのバレンタインデーの義理チョコ問題がやってきました。どうするんだろうと思っていると、ここで本当に頼れる先輩が登場しました。
ここでは便宜上「お局さま」と書いていますが、個人的には「お局さま」という単語はとても失礼だと思っています。
さて、仕事もバリバリできて後輩の私たちにも親切だった先輩女性社員、彼女がまず私たち後輩に「もう義理チョコやめたいんだけどどう?」と声かけをしてくれました。もちろん私たちは大賛成です。
さらに彼女は職場の男性社員にも機会を捉えて「今年からみんな義理チョコしないから」と伝えてくれて、結局2月14日にとても平和なバレンタインデーを迎えることができました。
この「お局さま」に本当に尊敬しかありません。
ということで職場で上司が出てきてルールを作って義理チョコ禁止というのではなくても、職場でみんなの同意で義理チョコをやめることはできるのかもしれません。
本命への告白はしたいときにすればいいんじゃない
バレンタインデー、日本ではそもそもは本命に女性から告白をする日です。では本命の好きな人にせっかくなのでバレンタインデーに告白をしますか?
私は個人的にはわざわざバレンタインデーに告白しなくてもと思ってしまいます。
バレンタインデーの告白って重くない?
もちろんバレンタインデーの告白を否定するわけではないのです。これまで告白したかったけれどこの機会を捉えて勇気を出して告白するのは素敵なことだと思います。
でもその告白したい気持ちをわざわざ2月14日まで温めなくてもいいんじゃないかなと思うのは私が年をとったからでしょうか。
物事、勢いやその時の気持ちが大切です。わざわざ2月14日まで待って素敵なチョコレートを慎重に選んで素敵なカードもつけて万全に準備をした告白はする方もされる方も大変です。
それよりも好きな時にその時の流れで勢いに任せて「好き」という方が楽で自然なように思うのですがどうでしょう。
バレンタインの告白って扱いに悩まない?
さて今度は本命チョコをもらった男性側の視点で考えてみましょう。
バレンタインデーの日にもらったチョコレート。まず悩むのはこれは本命なのか義理なのかということ。もちろんそんなことチョコレートの豪華さやその場の雰囲気で大体の見当はつきます。
それでも自分のことを正しく判断するのは難しいし、万が一勘違いをしていたら恥ずかしすぎると思い悩むことになります。
さらに返事をするにしてもいますぐ返事をする方がいいのかホワイトデーまで待った方がいいのかということも些細なことに見えて微妙に悩みます。
もうこうなってくると小学校の頃のバレンタインデーへタイムスリップです。
ということでわざわざバレンタインデーに告白しなくてもいいんじゃないのと思うのですがいかがでしょうか。
それでもあげたいこんな人々
義理チョコもやめたい、本命チョコもいらないと思っている私、でもやっぱりバレンタインデーには贈り物をしたいと思うこんな人々がいます。
贈るものはチョコレートでなくてもいいのです、でも日頃の感謝と愛情を込めて。
男女関わらずにパートナーへ
まずやはり贈りたいのは恋人や妻、夫といったパートナーではないでしょうか。1年に1回、感謝と愛情を小さな贈り物と一緒に表してもバチは当たりません。
また世のダンナさまはそれなりに家に帰って奥様からチョコレートをもらえることを期待しているのかもしれませんし、期待していてもしていなくてもやっぱり小さなチョコレートが出てくるのは嬉しいものです。
しっかりと自分の食べたいチョコレートを厳選してパートナーに贈って、そして仲良く一緒に食べましょう。
もちろん日本のバレンタインデーは女性からチョコレートを贈りますが、ここは欧米風に男性からも贈ってみてはどうでしょうか。
バレンタインデーの日に全く予想をしていないところで小さな感謝を示してもらって喜ばない女性はいないのではないでしょうか。
父親や祖父
次にバレンタインデーに贈り物をしたいのは父親。娘からチョコレートを贈られると世の大抵の父親は喜んでくれるのではないでしょうか。
親族には兄や弟、息子、さらに父親や祖父などいろいろな男性がいます。
兄弟や息子など自分たちの世界がある人たちは放っておいても、自分をいつも大切に思ってくれる父親、そして祖父にはバレンタインデーの「義理」をしっかり果たしたいところです。
当然もらえると思っている人へ
最後にもう一つあえて挙げるなら、バレンタインデーに当然、あなたからチョコレートをもらえると思って期待している近い関係の方々には、やっぱりチョコレートを贈って仲良し関係の確認をするのもいいかもしれません。
これは一種の義理チョコですが気を使わずにお返しも考える必要のない気楽な関係の方がオススメです。
仲のいい叔父さんやいとこ、近所に住む義父や義祖父、長年いきつけの飲み屋さんのマスターなど。
もしたまたまデパートに出かけてチョコレートの波にもまれてフラフラと衝動的にチョコを買ってしまった時など気分でいかがでしょうか。
どちらにしてもせっかく大盛り上がりになる日本のバレンタインデー、お祭り気分で楽しんでみるのもいいかもしれませんね。