海外でパーティにお呼ばれすると本当に何を着ていこうかと悩みます。そんな時に役に立つのが日本の美しい文化、着物。私も何度か活用しました。今日は海外で着物を着る時に知っていた方がいいと私が思ったことをご紹介したいと思います。
夫と途上国で住んでいたとき
1年に1回、ドレスコードが「フォーマル」の
大きなパーティがありました。

「来週のパーティ、僕は制服をきていくけど、かーこは服、どうするの?」
 
ここで気になるのは他の奥様方が
どんな格好をするのか

どうやら、皆さんイブニングドレスを
着られる模様

でも私の貧弱で小さな体型ではアメリカのイブニングドレスは 裾はダラダラ 胸はガボガボ

結論

「ないな」

ということで
こんなときのために日本から持ってきた着物

でも海外のパーティで着物を着ると
予想外のことがいっぱい

例えば

着付け用の畳の部屋がない

着物の裾を引きずって着なきゃいけないのに
これはきついです。

さらに

日本だと会場に必ずひとりは
いらっしゃる

着付けをチャチャと直してくれる年配のおばさまがいない

こういう小さい親切
とても助かります。

そして極め付け

着物で踊らないといけない

踊らないといけないわけではないけれど
雰囲気にのまれやすのでついつい

なのでパーティが終わる頃にはこんな有様になります。

海外でのパーティでは
なるだけしっかりと着付けて

これ大切!

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海外のパーティで着物を着るとあまり似合わないイブニングドレスを着ていくよりも映えることがあります。もちろんとても目立つのでTPOに気をつける必要があるのですが、海外生活を始めるにあたって一枚持っていっておくといいかもしれません。

しかし日本で着慣れている方も日本では当然あるものが海外ではなかったり、パーティの様子が違うので少し戸惑うこともあるかもと思います。さらに着付けに慣れていない方ならなおさら。私の経験から気が付いたことをご紹介できたらと思います。

日本で着物を用意するときのアイデア

できるなら洗える着物を用意した方が

海外で着物を着るとなると、実は一番大変なのは着物を着たあとのクリーニング。

日本のように丸洗いや染み抜きをしてくれる業者はありませんし、全く着物の取り扱い方を知らないこちらのクリーニング店には恐ろしくて持っていけません。

なので初めから汗をいっぱいかいて汚れるとわかっているなら正絹のいい着物ではなく洗える着物にするととても便利です。

私は海外に出る時に両親が作ってくれた着物も持ってきましたが、自分のお金で安い洗える着物も買って持ってきました。

そして結局、現地できているのは安い洗える着物ばかり。

日本人もいないので着物の良し悪しもわからないだろうし、着た後は手洗い用洗剤を使って洗濯機で洗い、低温でアイロンをかけてそれで大丈夫でした。

せっかくきっちりとした着物をお持ちでそれを着たい、また安い洗える着物を買うのも勿体無いと思われる方は、汗をかく長襦袢だけでも洗えるものにしてみたらいかがでしょうか。

帯締め、帯揚げ、髪留めでバリエーションを

私のように1年に1回、必ずパーティがあってその度に着物を着るつもりで、でも毎年同じ格好もどうかなと思われるなら、帯締めや帯揚げ、髪留めを変えてみるのはどうでしょうか。

そうすると海外へ持ってくる着物は1枚ですみますが、帯締めなどの差し色を変えることでグッと印象を変えることができます。

例えば薄い黄色の着物なら、帯締めや帯揚げのセットを緑が基調のものと紫が基調のものと2セット用意されるのはいかがでしょうか。

まずはお持ちの着物の差し色、そして帯の柄を見てどのような異なるバリエーションが可能か考えられると良いかと思います。

大きな敷物を一緒に用意して

海外で着付けをするときに困るのは和室がないこと。

まだ土足厳禁の自宅で着付けをするならば大丈夫でしょうが、状況によってはホテルのご自身の部屋で着付けをしないといけないこともあるでしょう。

こんな時にみんなが土足で入った床に大切な着物を触れさせたくないと思うのは自然な気持ちです。

かといってベッドの上で着替えるわけにもいきません。

そんな時に本当に重宝するのが大きな敷物。大きい風呂敷でもいいですし、ビーチに持っていくようなパレオを使うのもいいかもしれません。

このような大きな布は着替える時に足元に広げて着物の裾や足袋を汚れから守ることができますし、脱いだ服をササッとまとめることもできます。

何度かホテルの部屋で着付けたことがありますが、本当に重宝するのでどうか海外へ着物をお持ちの際は1枚、一緒に入れておいてください。

海外で着付けをするときの知恵

締めるところはしっかりと締めていつもよりもしっかりと着付ける

海外のパーティーで着物を着ていつも思うのは日本よりも動かないといけないということ。

カクテルパーティで立っている時間も長いですし、さらにパーティの最後に必ずダンスの時間があります。

もちろん踊る必要はないのですが、ダンスの時間の頃になるとテンションも上がってますし、周りの人にも誘われるし、結局踊ることになります、着物で。

なので、まずは着物を締めるところはしっかりと締めて着付けましょう。

まずは補正をしっかりして長襦袢から紐でしっかりと締めます。そして胸元もはだけてこないように少しきつめに伊達締めでグッと締めましょう。

さらに着物で一番大切な腰紐は私は紐で止めて、さらに着物用のゴムベルトでも止めています。

また帯もお太鼓止めのクリップを何本か入れて普段以上にしっかりと動かないようにしています。

日本のホテルなどのパーティでは最悪、ひどく着崩れてしまうと、そのまま結婚式の準備用の着付けルームを使わせていただいて直すこともできます。

でもそれも簡単なことではない海外、なるだけ着崩れないようにいつもよりもしっかりと着付けることをお勧めします。

少し着物の裾を短めに着付ける

着物の裾の長さはフォーマルになればやや長く引きずるギリギリくらいで着付けるのですが、海外で着物を着付ける時はどんな場合でも気持ち短めに着付けるようにしています。

それはやはり立っている時間が長いのとよく動くからですが。

流石にくるぶしよりも上になるとバランスが悪くなるのであまりにも短くしないほうがいいとは思いますが、少々短くても着物を見慣れない外国の方にはあまり変わりません。

動きやすさ重視でほんの気持ち、短くしてみませんか?

基本的な帯の整え方を夫へ教える

着物を着て動き回っていると、何かに当たって帯が歪んだり帯のたれの長さが左右均等でなくなることもあります。

日本で着物を着ていると、友人が「あれっ」と指摘してくれたり、着物を着なれたご年配の親切なおばさまがよくチョチョっと直してくれたりします。

このような親切が海外ではほぼ期待できません。というのも海外の方は着物を見慣れていないので。

かといって自分で後ろ姿を確認してチョチョっと直すのはとても難しいです。

こんな時に夫を使えるように、基本的な帯の整え方を夫へ教えておくのはどうでしょう。

難しいことでなくていいのです。帯のたれが曲がっているかどうか、手先がきっちりと出ているかどうか、もしそうでなければ少し整えてくれるぐらいのものでいいのです。

完成図のイメージをユーチューブで見せてみたり、事前に練習で一度着てみた時にでも夫にお願いしてみるのはどうでしょうか。

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海外で着物を着るのは日本で着るよりも大変なこともあるでしょう。

でも実際、パーティで着る洋服に頭を悩ますよりは着物を着てしまった方が楽なこともありますし、十分な華やかさがあります。

最近は着付け方法も色々な動画で紹介されています。あまり慣れていない方はパーティ当日の一週間ほど前に動画を見ながら何度か練習しておけば不安も和らぐように思います。

着物でのパーティ、よろしければ一度お試しになってみてはいかがでしょうか。