1990年のとても古い映画で申し訳ないのだけれどフランスが誇る俳優、ジェラール・ドパルデューが出ているアメリカ映画「グリーン・カード」。ご存知ですか? この映画を見ていた私はアメリカ大使館で行われたアメリカの移民ビザのための面接にドキドキして向かったのですが、、、

 絵日記:愛してるって証明してよ

グリーンカードが欲しいフランス人男性と
夫婦用のアパートに住みたいアメリカ人女性が
偽装結婚をする話なのですが

入国管理局での面接のためになんとか結婚している体裁を整えようと「趣味はなんなの」「子どもの頃はどんなだった?」といろいろな情報交換をしたのだけれど

結局、面接官の最後の質問に答えられなくて
失敗するのです。

ちなみにうちの夫に同じ質問をしたら夫は答える事が出来ないでしょう。「無理って確信を持って言える!」っていうか答える事のできる夫が世の中にいるのかっていうほどの難問 ネタバレになるので質問は書きませんが

さてグリーンカード取得の前に必要なのが
アメリカ入国のための移民ビザ

このビザ取得のために
パリにあるアメリカ大使館での面接に
出向くことになったのですが

アメリカ国歌練習しておいた方がいいんじゃないのと同僚にもからかわれ でも質問の予想なんてつかないし「出たとこ勝負」と思ってでかけました。

映画「グリーン・カード」の印象があったので
緊張していたのだけれど

結局、窓口で「だんなさんのご職業は?」「だんなさんの誕生日は?」「えっこれだけ?」という簡単な質問が2つだけ

もう、ほんとうに拍子抜けでした。

まあ、そんなに準備をして行ったわけではないけれどでも結婚記念日は直前にちゃんと覚えて行ったので「さ、こい 結婚記念日」と気合いいれていらのに残念!

さて、なぜこんなに簡単な面接だったのかと
考えてみたのですが

私が勝手に思うのには、婚姻による永住権取得は
最初の2年は「条件付き」だから

その後、2年の有効期限が切れる前に
引き続き「誠実に結婚」していることを
証明してはじめて
10年のグリーンカードがもらえるのです。

さて、あなたはあなたたち夫婦が「誠実な結婚」をしていると、どのように証明しますか?

簡単に証明できそうなものですが
それがそうでもないのです。

特に私たちのように
遠距離結婚していた場合は

「ねえ、愛しているって証明してよ」「え〜」「だってあなたの国が証明しろって」「むしろかーこの愛を証明しろって一言ってんじゃないの」 

念のため

アメリカ政府は「愛のある結婚」を
証明しろと言っているわけでは
ありません。

「誠実な結婚」を証明しろってことで

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アメリカの移民ビザの面接手続きや質問形式などは日々変化していているので必要な方は最新の情報を確認してくださいね。ただ、どちらにしても面接で「誠実な結婚」をしていることをきちんと説明しないといけないという基本部分は変わらないと思うのですが。

 面接当日はこんな感じ

まず私の当時の状況は婚姻による移民ビザの申請をしていて、アメリカ人の夫とこの時点で結婚して1年9ヶ月くらい経っていました。私は当時フランスに住んでいたのでパリにあるアメリカ大使館への面接へ一人で出向くことに。

私の場合、申請書類をすべて提出して3ヶ月後くらいに大使館から面接呼び出しの手紙が届いたので、指定日にこの手紙とこの手紙に書かれてあった「当日持ってくるもの」をそろえてでかけました。

アメリカ大使館は中に入るためのセキュリティーチェックがとても厳しいです。まず面接指定日が書かれている手紙がなければ入館できませんし、 飲み物や携帯電話はもちろんのこと、リップグロスのようなものまでも受付預かりになり中へは持ち込めませんでした。

チェックに時間がかかるので時間の余裕をもって大使館に到着するように、そして必要のないものはなるだけ持っていかないようにした方がいいと思います。

中に入るとさすがアメリカ、すべてがとても機能的でフランスでのストレスがたまる窓口対応にうんざりしていた私にはとても新鮮でした。それでも書類のチェック、そして面接まで長く待たされるので、文庫本を1冊持っていっていたのは助かりました。またこの大使館内の指定窓口でそこそこ高額な手続き料金も支払わなければなりませんのでご用意を。

そして絵日記でご紹介したような面接が行われ審査に通ると移民ビザが発行されます。ただビザの発行には1週間くらいかかるということでその場ではもらえず、また当日はパスポートも持って帰ることはできません。

ではどのようにビザを受け取るかというと、事前に特定の郵便料金前払いの封筒を購入して持ってくるようにと指示されるのでそれに自宅の宛名を書いて窓口で渡しておくと、1週間後くらいに移民ビザを貼り付けたパスポートが送付されてきます。

またパスポートと一緒にアメリカに入国する際に提出しないといけない書類のパッケージも送られてくるのですが、このパッケージは開封厳禁なので封は開けずにそのままアメリカ入国当日まで保管することになります。

 面接の想定質問

絵日記に書いたように、同僚は「アメリカ国歌歌えるようにしておいた方がいいんじゃないの」なんてからかっていましたが、今回の私の申請は「婚姻による永住権」なので、おそらく夫のことをどれだけ知っているのか、夫と「誠実な結婚」をしているかに関する質問だろうなと思っていました。

偽装結婚している訳でもないので、聞かれた事を正直に答えればいいやと思ってあまり準備して行きませんでしたが、数にまつわる記憶力が弱いのを自覚しているので当日の緊張状態で混乱しないように事前に頭の中をそれなりに整理していました。

夫に関することでは、夫の出生地、誕生日、アメリカへ帰化した時期、勤務先、何年くらい勤務しているのか、これまでの転勤地、そして義家族の家族構成や居住地などを面接を待っている間に頭のなかで確認しました。

また二人の交際については、出会ったきっかけ、場所や時期、結婚記念日、結婚式の場所、遠距離恋愛・結婚中に会う頻度、夫が日本で私の家族に会う頻度なども整理しました。

面接の雰囲気は窓口で立ったままなのであまり緊張感はないのだけれど、それでも英語だしパニックにならないように、そして「知っているはず」のことがすんなり出てくるように、それなりに面接の待ち時間にでも頭のなかで考えました。

さてこのように私たちの場合、最初の条件付きグリーンカードまでは何の問題もなく思っていたよりもらくちんに進みました。けれどその後、この「条件付き」を外して10年のグリーンカードをもらうほうがはるかに大変でした。ということでこの「誠実な結婚」の継続を証明するための私たちの努力についてはまたの機会に。

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