世の中、とても便利になりました。スマホ一つだけを持っていればできることもたくさんあります。でもこんなデジタル時代だからこそもう一度アナログ品の良さを考えてみたいのです。今日は私が愛してやまない6つのアナログ品と共にアナログとデジタルを比べてみたいと思います。
今日のブログ 









絵日記:水銀体温計 vs 電子体温計
みなさん、熱っぽいなと思った時
体温を測りますよね
そんな時、どんな体温計を使いますか?

確かに電子体温計、とても便利です

もちろん私も電子体温計を使っています

こんな風に思うのは
私が昔の人間だからでしょうか

そして、今更ですが水銀体温計
電池を気にする必要がありません



使いたい時に使えない電子体温計
あ〜あ
水銀体温計とっておけばよかった
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さてここからは水銀体温計以外にも、まだまだ私がデジタル品よりアナログ品を愛用しているものを紹介させてください。
本や雑誌 vs 電子書籍
電子書籍をダウンロードする便利さはわかるけれど
私は結構、読書が好きです。なので旅行に出るときも何冊か単行本を持って出かけます。そうすると荷物が大きくなってしまうので、昔から夫が何度か「Kindleを買おうか」と言ってくれました。
「Kindle」とは電子書籍を読むことができるタブレットです。ここへ電子書籍をダウンロードすることで小説などを読むことができます。
また最近ではスマートフォンやタブレットにKindleのアプリをダウンロードすることでKindleタブレットを購入することをしなくても電子書籍を読むことができます。
世の中、本当に便利になったものです。
分かっているのです、分かっているのです、荷物にもならないし、普通に本を買うよりもお安いし。
それでも昔の人間の私は小説は紙の本で読みたいと思うのです。なぜなら、、、
紙の感触やページをめくる動作が楽しい紙の本
夫にいつも笑われているのですが、それでも私は紙の感触が大好きです。もちろん本の内容も楽しんでいるのですが、無意識に紙の手触りや匂いを楽しんでいるところもあります。
さらにページをめくるときの動作を繰り返して初めて「本を読んでいる」という気分になります。
私が通常、本を読むのはリラックスするため。リクライニングシートに座って本をゆっくりめくり小説の世界に入り込むといいストレス解消になります。
また私は寝る前にベッドに入って読書をすることで眠りに落ちるのですが、やっぱりページをゆっくりめくって紙の感触を楽しんで初めてリラックスできるのです。
さらにこの紙の手触りの楽しみ、文庫本でもそうなのですが、これが単行本になると紙の質がよくなってますます快適なものになります。
そして素敵な挿絵のある絵本になると、もう紙のもつ意味や存在感は果てしなく大きくなります。
紙の手触りを楽しみながら本を読む贅沢を満喫したいのです。
紙の本は簡単に誰かとシェアできる
私は最近、日本の単行本を買うことはありません。というのも弟が通勤途中に単行本を読んでいて、それが読み終わったらそのまま取っておいてくれるので。
それを私が日本に一時帰国した際にアメリカへ持って帰ってくるから。また友人が最近読んだ本で面白かったからと貸してくれる本もあります。
こんなふうに紙の本だと本の貸し借りが簡単にできて、自分が読んで面白かった本を他の人と共有できます。
1冊の素敵な本がいろいろな人の手に渡り多くの人を楽しませることができるのはやっぱり紙の本の魅力だと思います。
複数の本を開いて見比べることができる紙の本
さて趣味の読書を楽しむ時には紙の風合いを楽しむのですが、さらに勉強をする時にも紙の本がうれしいなと思っています。
なぜなら何冊も本を開いていろいろな記述を比べることができるから。
例えば勉強ではないですがわかりやすい例を出してみましょう。
もし私がネコの病気について調べていると仮定します。
目の前に「ネコの飼い方」「今日から始めるネコとの生活」「ネコと病院に行くには」という3冊の本があり、それぞれに「ネコの病気」という章があります。
そんな時、それぞれの本のそのページを開いて伏せておき、それぞれの記述を読み比べたりできるのです。
もちろん電子書籍でもうまくアプリを駆使すればできるのかもしれませんが、本を3つ目の前に並べる手軽さにはかないません。
まあ、そう思うのは私がアナログ人間のせいかもしれませんが、目の前に本を並べて読みたいところを読む、これはなかなか幸せなことです。
ということで夫に笑われながらも紙の本を愛し使い続けている私。そして夫に邪魔だと言われながら大好きな本を本棚に並べて眺めて喜んでいる私。
いつまで続くかわかりませんが、しばらくは紙の手触りを楽しみながら本を読みたいと思います。
壁掛けカレンダー vs スマホアプリ「カレンダー」
次に自分でもアナログだとわかっているのだけれどやめられないものに壁掛けカレンダーがあります。
今の時代、Googleカレンダーをはじめ便利なカレンダー機能がスマホについています。
それもただ日にちや曜日を教えてくれるだけでなく、入力しておけば誕生日や病院の予約も教えてくれます。
この便利な機能、実のところ私も使っていますし、仕事の場面ではコンピュータとスマホを同期させてフル活用です。
でも、それでも紙のアナログの壁掛けカレンダーが欲しいのです。どうしてでしょう。
日常の動きの中でふっと予定が目に入る壁掛けカレンダー
玄関にカレンダーを掛けていると、出かける時に靴を履いていると、また帰ってきた時に靴を脱いでいるとふっと目に入ります。
さらにいいのが月ごとの予定が一目でわかること。そうするとこれから先の木曜日あたりに何かがあるななんてぼんやりとわかります。
そうすると忘れることも少なくなりますし、前もって気持ちの準備もできます。
このぼんやりと先の予定がわかっている感じがいいのです。そしてぼんやりとこの日になんかあるなと思っていたのが徐々にその日が近ずいてくると意識してみるようになり、そしていろいろな準備もできるというものです。
壁掛けカレンダーは心が和むインテリアにも
私がこの壁掛けカレンダーを使う時に気をつけているのは、自分が大好きな、そして毎日見ても飽きのこない、そして心が和むデザインのものを選ぶこと。
例えばネコを飼っていて猫好きな私たち。気に入って使っているのは岡本肇さんのほのぼのとした図柄が愛らしいカレンダー
毎日、可愛いネコたちのデザインが目の脇にフッと入ると心が柔らかくなって微笑んでしまいます。
また花が大好きだった母は花の写真のカレンダーを毎年嬉しそうに飾っていました。
旅行が好きな方は観光地の写真、犬を飼っている方は犬の写真、また好きな芸能人がいらっしゃる方はそのカレンダーでも生活を楽しくしてくれるのではないでしょうか。
デジタルで日にちや予定が簡単に確認できる今だからこそ、紙のカレンダーで生活空間を彩りながらのんびりと予定を管理してみるのはどうでしょう。
腕時計・置き時計 vs スマホの時間表示
さてもう一つ、デジタル時代スマホで簡単に確認できるものとして「時間」があります。
昔は生活必需品だった腕時計、今は「別になくてもいいや、時間はスマホで確認するから」と思っておられる方はたくさんいらっしゃると思います。
実は私もそんな感じです。というのも腕時計を無くしてしまった時、まあ新しい腕時計はいいかと思って買いませんでした。
それでもちろん困ることはあまりないのだけれど、それでも腕時計を懐かしく思うこともあるのです。
腕時計を使ってこっそりと時間を確認することができる
偉い人が目の前に座っているとても長い会議などに出ていると、時間を確認したくなります。
スマホを取り出して時間を確認するとある意味、とてもあからさまです。
また友達と楽しくおしゃべりをしていて、まだまだ楽しくおしゃべりを続けたいのだけれど、でもちょっと今何時か気になる時ってありませんか。
今のおしゃべりのテンションを崩さずに、でもそっと時間を確認したいのです。
そうするとスマホを取り出してがっつり時間をみるより、腕の時計をさりげなく見る方がいいように思うのは私だけでしょうか。
もちろん腕時計をこっそり見ても気づく人は気づくのではないかと思うのですが、それでも今でもこっそりと時間を確認したい時に腕時計を懐かしく思います。
またこれは置き時計や掛け時計でも同じこと。会議やレッスン、スポーツなどは掛け時計があると時間をそっと確認することができます。これって便利じゃないですか?
家の中でスマホで時間を確認するのは面倒くさくない?
例えば夜中にふらっと起きてトイレに行った時「今、何時かな」って思うことありませんか。
そんな寝ぼけている時、わざわざスマホを探して時間を確認するのは正直、とても面倒くさいです。
もしここでバスルームに小さな置き時計があればふっと時間が目に入ります。
また料理をしているときに家族が帰ってくる時間を考えて段取りをたてたりするので時計をみたくなりませんか。
そんな時に小麦粉がいっぱいついた手でスマホを触らずに時間がみたいのでやっぱりキッチンから見える位置に小さな置き時計があると便利です。
そしてそれはリビングでも寝室でも同じこと。置き時計があれば簡単に時間がわかるのです。
スマホを探してスクリーンを叩いて時間を確認する。本当に単純な動作なのですが、それさえも面倒くさくて目に入るところに置き時計が欲しい私は怠け者でしょうか。
腕時計や掛け時計はファッションやインテリアになる
私の友人の話をさせてください。彼女はいつもとても素敵な腕時計をつけていたのですが、ある日、じっくりと見てみると時間が全く合っていませんでした。
「時間、合ってないよ」と言ってみると、「この時計、壊れてるのよ、でも可愛いからつけているの」とのこと。
そうです、腕時計は時計を見るためだけのものではなくて、ファッションのとても大切な一部にもなるのです。
確かにこれまで何十年もつけてきた腕時計。その時々の服の趣味や気持ちに合わせて時計を選んできました。
そんな時計が腕からなくなって少し心許ないのも事実。こんな私は「古い」のでしょうか。
さらにこの腕時計の「生活を彩る」役割、掛け時計でも置き時計でも同じことが言えます。
リビングやバスルーム、寝室のインテリアにうまく合った時計が見つかるとうれしくなりますし、そんな時計を置くだけで部屋もグッとしまります。
ただただ時間を確認するだけでなく、家の中での楽しい小物として時計を使いたいなと思います。
私がアナログが好きなのは、スマホやタブレットをあえて使わないことで生活にちょっとだけ自分の趣味を取り入れたり彩りを添えることができること。
さらにもう一つ、私がアナログ製品が好きなのに、電気がなくてもそして充電しなくても使えるというところです。
まずはこれを的確に説明できる例を紹介させてください。
コード付きヘッドホン vs ワイヤレスヘッドホン
確かに便利なワイヤレスヘッドホン
ウォークマンを使っていた昔から、みんな音楽がでる機械にコード付きヘッドホンを差し込んで好きな曲を楽しんでいました。
そんな日々が変わったのは最近のこと。そう、bluetoothがいろいろな場面で使われるようになりワイヤレスヘッドホンが登場したのです。
これ、夫が使っていてとても便利そうなので私も使い始めましたが、本当に便利です。
何が便利ってコードを気にしないで歩き回ることができること。料理も掃除もコードを気にすることなくラクラクとできます。
それでも私はコード付きヘッドホンが好きなのです。というのも、、、
コード付きヘッドホンは充電を気にする必要がない
例えば週末、夫は私とまったく趣味の合わない映画をずっとテレビでみていたり、音楽をかけていたとします。
そして私は気ままに自分の好きな番組や音楽をiPadで流し、それをワイヤレスヘッドホンで聞いていて楽しく過ごしています。
そうこうしていると、午後になると私のワイヤレスヘッドホンがバッテリー切れを起こし始めて充電が必要になります。
そうすると充電する間ヘッドホンが使えなくてイラっとします。
これは旅行をするときも同じこと。空港での待ち時間が長かったりしてうっかりしているとバッテリー切れに。こんな問題、コード付きヘッドホンでは起こりようがありません。
飛行機のオーディオシステムでも使えるコード付きヘッドホン
また飛行機のオーディオシステムですが、航空会社から最初に配られるヘッドホンは聞きずらいので、自分のヘッドホンを使いたいところ。
でもコード付きヘッドホンが穴に差し込めばいいだけなのに対し、ワイヤレスヘッドホンは飛行機のオーディオシステムにつなげることができません。
夫はワイヤレスヘッドホンを飛行機でも使えるように何か接続器を買って使っていましたので、色々と方法はあるのだと思いますが、それだってコード付きヘッドホンよりはかさばります。
夫はワイヤレスヘッドホンを飛行機でも使えるように何か接続器を買って使っていましたので、色々と方法はあるのだと思いますが、それだってコード付きヘッドホンよりはかさばります。
ということで旅行に出かけるのに私はコード付きヘッドホンを持ち歩いています。
直火式エスプレッソメーカー(マキネッタ) vs コーヒーメーカー
皆さんは朝、コーヒーを飲まれますか? 私は絶対に飲みます、というか飲まないと1日が始まりません。
ではコーヒーを飲まれる方はどのようにご準備をされますか?
私たちの家では普通の日はコーヒーメーカーで量を多めに作り、私が何度かにわけて飲み、週末はしっかりとエクスプレッソマシーンのコーヒーを楽しみます。
電気がない環境でも使える直火式エスプレッソメーカー
この二つのマシーン、もちろん途上国で生活しているときも持って行って毎日使っていました。
でもそこは途上国、朝から停電で家の発電機もうまく動かないっていうことがそこそこありました。
そうすると朝から家の中に電気はありません。でもそうなるとどうしても飲みたいモーニングコーヒー。でもコーヒーメーカーもエクスプレッソマシーンも電気がないと動きません。
飲めないとなるとますます飲みたくなるのがモーニングコーヒーです。そんな時に登場するのがマキネッタと呼ばれる直火式エスプレッソメーカー。
これはコーヒーパウダーとお水を入れて直接ガスコンロにかけるとコーヒーができます。ということで停電していても電気のないキャンプ場でもコーヒーができるというわけです。
少額の初期投資でコーヒーが飲める直火式エスプレッソメーカー
途上国で愛用し続けたマキネッタ、実は日本に一時帰国した際にも毎日使っています。というのもコーヒーを飲まない父のいる実家にはコーヒーメーカーがないので。
だからといって私が帰る時だけのために実家にそこそこ値段がするコーヒーメーカーを買うのもどうかと。毎日生活している父は使わないのに場所もとるし。
でも直火式エスプレッソメーカーなら2000円くらいで手に入って場所も取らないし持ち運びも簡単です。これで私の実家でも夫と夫婦二人、いつものようにモーニングコーヒーを楽しむことができるわけです。
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さて、今回とてもありきたりなアナログ製品を紹介してきましたが、それぞれデジタル製品や電気製品より優れた、そして愛すべきところがあると私は思っています。
あなたにもそんなアナログ商品がありますか?