日本で売っている便利グッズが手にはいりにくいアメリカ、そして日本ではあまり普及していないキッチン機器もあります。今日は重曹とクエン酸が活躍する「揚げ油を固める方法」「キッチンディスポーザーの掃除」「壁にくっついているシャワーヘッドの掃除」について紹介してみたいと思います。

夫はトンカツやからあげといった揚げ物が大好き
ということで我が家の油の消費量はすごいです

しかしアメリカ在住のみなさん
揚げ物をしたあとの油
どのように捨てていますか

日本なら便利な商品がどこにでも手に入ります 固めるテンプル 油っ固

でもアメリカじゃ
そう簡単に手に入りません

「じゃあ、シンクにそのまま流しちゃえ〜」「排水管がつまってしまうし」「環境にもよくないよ」

確かにおっしゃるとおり

それではとウェブを見てみると

細かくちぎった新聞紙やぼろ布をビニール袋に入れ、そこへ油を流し入れて捨てましょう「でも新聞もとってないしぼろ布もないし」「どうしようか?」

さらにグーグル先生に聞いてみると

牛乳やヨーグルトの空容器に入れて捨てましょう 「マンションの中層階のダストシュートから液体が入った容器はさすがに捨てられないしな」

それにうちの油の使用頻度だと
牛乳が空になるのを待ってられません

そこで浮上してきたのが
重曹、小麦粉、片栗粉
もしくはパン粉を使う方法

私はこの中で一番安く手に入る小麦粉を重曹と一緒に使っています

でもそれでも追っつかないのです
だって

「ねえ、明日はとんかつにしてよ」「えっ、昨日は唐揚げだったよね」「何か問題でも?」

えぇ、問題おおありです
だって

「どれだけ小麦粉がいると思ってるのよ、ほんと」「えっ、僕の健康じゃなくて?」

まあ、健康もちゃんと心配してるよ
一応

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日本には気の利いたキッチン製品がたくさんあります。使用済み調理油を固めるものもその一つ。とても便利ですよね。

でもアメリカのスーパーでは売られていませんし、アジア系のスーパーでもなかなか見つけられないか見つかっても高額です。

ではどうしましょうか?

揚げ物油の処理は重曹と小麦粉で

ウェブサイトで見つけた揚げ油を重曹、小麦粉、片栗粉、もしくはパン粉を使って固める方法、私は一番安く手に入る小麦粉を使ってやってみたのですが、うまくいく時とうまくいかない時があってそれが悩みのたねでした。

しかも私が見つけたサイトには細かい説明もなかったこともあっていろいろと試行錯誤しました。

ということでこれが現在、私が行なっている揚げ物油の処理方法です。

油が少し冷めてから重曹を入れる

重曹を使わずに小麦粉だけでも油を捨てることはできるのですが、重曹をつかうとお鍋から焦げ付き、こびりつきがスルッと落ちるので私は最初に一手間加えています。

まずは揚げ物を終えてご飯を食べます。そして食後の片付けをする頃には油の温度が少し冷めているので、ここで重曹を大さじ8杯くらい(適当ですけど)入れてあらためて火にかけます。

揚げ物が終わったばかりの熱い油に重曹を入れるとバ〜と吹きこぼれて大変なことになるので必ず少し冷めてから、これ大事です。

さて無事、重曹を油に入れ火にかけるとしばらくするとシュワシュワと泡がでてくるのでくるくると重曹が溶けるまでよくかき混ぜます。

この間、目を離さないようにしてください。そして重曹が溶けたら火を止め、この日は私はお鍋をそのままにして寝てしまいます。

翌朝、冷めた油へ小麦粉を投入

さて翌朝、油が完全に冷めていることを確認し、再びほんの少しだけ温めます。そして今度は油の2/3くらいの分量の小麦粉を入れます。あまり熱しすぎると重曹と同じようにウワ〜と吹きこぼれてくるのでご注意ください。

それから弱中火にかけホワイトソースをつくる要領でくるくる回すと固まってきます。固まり具合を見ながらゆるいようならさらに小麦粉をさらに少し加えていきます。

上部はまだまだ液体のままだと思ってうっかり油断をしていると底の方があっという間に焦げ付いてくるので気をつけてください。

そしてまたお鍋が完全に冷めるまでほったらかしにして、最後に二重にしたビニール袋に入れてゴミとして捨てています。

小麦粉は安売りの時にまとめ買いを

どちらにしても我が家のように揚げ物の多い家庭ではこの方法を使うと小麦粉が大量に必要になります。

ただ油を捨てるために必要な小麦粉、とてももったいないと思うのは私だけではないでしょう。

私は近所のスーパーの一番安い小麦粉が特売セールで「1個買ったらもう一つおまけ」というタイミングで小麦粉を買っています。

ただ大量に小麦粉を買って家に保管しておいて虫がわいてしまうと怖いので、家に常にあるのは1〜2袋だけですが。

なるだけ安い小麦粉を購入すると日本で油処理用の製品を買うよりもお安く揚げ油の処理ができるかとも思います。

追記です
耳寄り情報をいただきました。ペットシートに吸わせて捨てるという方法です。ネコのいる我が家にはペットシートがあるし素晴らしいアイデア!

やっちゃんさん、どうもありがとうございます。次回の油料理の際に、是非試してみたいと思います。

キッチンディスポーザーの掃除方法2種

アメリカの日常生活によく登場するものとしてキッチンのディスポーザーがあります。

キッチンのシンクについていて野菜くずといった洗い物の際にでる細かな生ゴミを水を流しながらスイッチを押すと「ウィーン」と粉砕して水と一緒にながしてくれるものです。

しかし最近、私の悩みの種はこのシンクの水が以前のようにスッキリとはけないこと。なんとなく水の流れが遅いし、ほのかに悪臭もします。

これがディスポーザーのない日本の家なら市販の液体洗剤を使ってパイプのつまりを解消するのですが、シンクとパイプの間にあるディスポーザーが気になって踏み切れません。

なんだか強い薬品は機械や接続のゴム部分に悪そうだし、長期的にディスポーザーの耐久性に影響がでてもいやだし。

ということで化学薬品を使わずに行なっているキッチンディスポーザーの掃除方法はこちらです

最初に氷を使ってみる

まずいつも最初に試すのが「氷」。氷をたっぷり(多分10個くらい)ディスポーザーへ入れて生ゴミを処理する時のように水を流しながら「ウィーン」と回します。

以前住んでいたアパートでディスポーザーが壊れたとき業者さんに修理に来てもらったのですが、その際に教えてもらった方法です。

以前はこの方法でたまに掃除をしていましたが、そのあと食器洗い用洗剤を一緒に入れるといいと友達に教えてもらって氷と洗剤を入れて回しています。

実際のところ持続性はあまりないように思うのですが、氷を入れて回したあとしばらくの間は水の流れがよくなります。

さてその後、途上国でディスポーザーのない生活をしてアメリカに戻って来て1年、氷を使ってディスポーザーの掃除をするのをすっかり忘れていると水の流れも悪くなり少し悪臭も。

ということでさっそく「氷掃除」を試してみましたが、よほどしつこい汚れなのかなかなか状況は改善しませんでした。

重曹とクエン酸でディスポーザーもスッキリ

そこで次に使ってみることにしたのがキッチンの救世主「重曹」と「クエン酸」。私は毎日のコンロの油汚れを「重曹スプレー」をかけたあと「クエン酸スプレー」をかけて掃除しているのだけれど、ディスポーザーの掃除にもこの方法を応用してみることに。

グーグル先生の指導に従い、まずはディスポーザーに重曹を粉末のままたっぷりと投入します。その上からクエン酸を水に溶かした「クエン酸液」をチョロチョロをゆっくりかけます。

重曹の粉とクエン酸液がちょうど合わさって泡がシュワシュワでて、その泡がパイプにとどまるくらいのところでクエン酸液を注ぐのをやめ、30分ほどじっとそのままにしておきます。

そのあと、お湯をジャーとしっかり流すと詰まりも臭いもきれいに消えてしまいました。この効果に自分でもびっくりです。

クエン酸液がなくて作るのが面倒くさい時は、お酢を使うときもありますが、それでも同じくらいの効果が得られます。

これ以降、我が家では一週間に1回氷と洗剤で「ゴー」とディスポーザーを回し、1ヶ月に1回は重曹を大量に投入してクエン酸液をかけ、そのあとしばらくシンクを使わず待ち、最後にお湯でザーと流すという掃除方法を実施しています。

今のところ、問題なくかなり快調です。

壁に固定されているシャワーのヘッドを掃除

さて、アメリカ生活でもう一つ、掃除の仕方で悩んだ箇所があります。それはシャワー。我が家のシャワーはシャワーヘッドが壁の高い部分に固定されていて、日本のように取り外すことができません。

このシャワーヘッド、引っ越したときからなんとなく薄汚かったのです。なので市販の洗剤をつかってゴシゴシとこすってみたりといろいろとやってみたのですがなかなかすっきりと落ちませんでした。

どうも一つ一つの小さな穴部分にゴムがついていることでボコボコと突起になっていてこするのが難しいのが問題だと思います。

さらに高い位置にあるシャワーヘッドを踏み台に乗って見上げて掃除することは長時間は無理です。

ということでキッチンのシンクの水垢汚れを掃除するときに活躍している「クエン酸」を使ってみることにしました。

クエン酸にシャワーヘッドの浸すと


方法はクエン酸をしっかりと十分に溶かした液を作ってジップロックのようなしっかりと分厚いビニール袋に入れてその液にシャワーヘッドが浸かるようにして輪ゴムで止めてしばらくつけておきます。

ただこれをするにはいくつか注意点があって、まずビニール袋の水の量があまりに多くならないこと。

もちろんシャワーヘッドが浸かるくらいは必要ですが、あまりに水の量が多いとその重さにシャワーヘッドが持ちこたえられません。

次に注意するのはあまり長時間、シャワーヘッドをつけないこと。

というのもクエン酸はビニールを溶かすので、長時間になるとビニール袋に穴があいて水が漏れてきます。

ビニールの種類にもよるのかもしれませんがジップロックは漏れてくるのでご注意を。

私はだいたい1時間くらい放置していますが、それでもしつこい汚れが残っている場合には翌日にまた同様の手順で行なっています。

シャワーヘッドの種類によっては注意が必要


またシャワーヘッドにビニールやプラスチックが使われている場合も念のため少しずつ試してみてください。

ただ、この方法、完全に綺麗に全ての汚れを取り切ることはできないので、私は頑固な汚れを少し柔らかくする、穴に入り込んだ汚れをとかし出す、くらいの気分で使っています。

少し汚れを柔らかくし、その後スポンジや歯ブラシでこするイメージです。

ただ壁から出ているシャワーヘッドは首の部分が細いことが多いですし、壊れると壁から修理しないといけないといけないのでおおごとになります。

なので細心の注意を払ってお掃除してくださいね。

またもちろんお酢も効果的なのですが、一度やってみてバスルームにお酢の匂いが充満して大変だったので、クエン酸の方がおすすめです。

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いかがでしたでしょうか。どちらにしても優れものの重曹とクエン酸。重曹は「ベーキングソーダ(Baking Soda)」という名前でスーパーで簡単に手に入ります。

クエン酸は英語では「citric acid」といいます。これはスーパーではなかなか見つかりませんが、私はアマゾンで購入しています。

油汚れの掃除にも使えますので、ご興味があれば試してみてください。