日本には素敵な観光地がたくさんあります。またおいしい日本食もいっぱい。外国人のお客様を日本へお迎えしたときには、ここにも訪れてもらいたい、これも食べてもらいたいと思うもの。でもあらたまって用意をしなくても多くのお金を払わなくても「えっ、これがいいの」と予想外に喜んでもらえた場所や食べ物もあります。今日はそんなもののいくつかをご紹介したいと思います。
私たちが結婚したときに両家の顔合わせもあって
夫の家族が日本へ遊びにきました。

みんな初めての日本

もちろん王道の日本の観光地

京都の清水寺や金閣寺

ははずせません。

ついで

奈良の東大寺で鹿にえさもあげます

さらにもちろん

道頓堀でお好み焼きも忘れてはいけません

勢いで豊臣秀吉のお城

大阪城へも 「ねえ、秀吉のお城だよ、大丈夫?」「大丈夫、大丈夫」うちの夫は韓国系アメリカ人です

義母は途中で
「えっ、これって秀吉のお城?」
って気づいたようでしたが
知らんぷりしてスルーしてくれました。

そんなこんなで日本観光も無事終わり

夫が「オンマ、日本でどこがよかった?」と聞くと

義母、とてもうれしそうに

デパ地下

と即答でした。
まあ、わからんでもないな


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姪二人がまだ2歳と5歳と一番じっとしていられない年齢で、外で食事をするのがとても大変だったのです。

またホテルの近くに大きなデパートがあったので、夕方にみんなでデパ地下に出かけていろんなものを買って、ホテルでピクニックのようにして食べていました。

お義母さんはすっかりデパートの食料品売り場に魅了され、かやくごはんやおいなりさんなどいろいろなものを買って楽しんでいました。

今でもみんなで日本へ遊びに来た話になるとデパ地下の話を楽しそうにしています。予想外の場所で喜んでもらえて驚きでした。

 予想以上に喜んでもらえた観光地

日本へこられた外国の方々に見ていただきたい観光地はたくさんあります。姫路城、金閣寺、伏見稲荷、さらに厳島神社、日光東照宮、、、

もちろん初めての日本、ぜひまずは王道の観光地を楽しんでください。

しかし神社仏閣やお城を見続けているとだんだん飽きてくるもの。さらに、日本人配偶者と国際結婚していると、日本を訪れる機会も多くなってきます。

そんなときに利用できる少し王道をはずれた観光地で、私の予想よりも外国人受けがよかった場所をご紹介したいと思います。

もちろん日本へ観光にこられる方々の年齢によって、またお子さんと一緒かどうか、さらに個人の趣味にもよると思います。

また、関西の観光地例が多いのですが同じようなものが日本各地にもあると思うのでイメージのご参考になればと思っています。

体験型観光地

友人や同僚の外国人たちが日本から戻って来て、私に高い熱量で「よかったよ〜」というものに体験型博物館・または体験型店舗があります。

京都の太秦映画村や日光江戸村、伊賀流忍者博物館といった場所で日本の古い時代へタイプスリップし、その時代のセットを歩き着物を着るといったものはやはりとても人気があります。

またそこまで王道でなくてもお寺での禅経験、日本酒の酒蔵の利き酒、焼き物の絵付け体験、トンボ玉作り体験などもあります。

物作り系の観光地は日程に余裕がないときは難しいですし面倒くさいと思うこともありますが、外国人受けはとてもいいです。ここでは例として京都の和菓子作りをあげてみたいと思います。

 和菓子作り体験

京都は有名観光地が多いので多くの外国人が訪れます。その京都に和菓子作りを体験させてくれる場所があります。有名寺院観光の合間にお菓子作りをしてみるのはいかがでしょうか。

二条城の側にある総本家よし廣は16年も和菓子作り体験をおこなっています。

もちろんお店で和菓子作り体験ができますが、家で和菓子作りを楽しむための「京菓子手作り体験キット」も販売されています。
英語http://www.yoshihiroseika.com/taiken/index_english.html
http://www.yoshihiroseika.com/taiken/kyogashitaiken.html

また外国人に人気の観光地、三十三間堂のそばには素敵なたたずまいの七条甘春堂があります。ここでは和菓子を作ったあと、作ったお菓子を抹茶と一緒に楽しむことができます。
http://www.7jyo-kansyundo.co.jp/experience/

和菓子作りを体験する際の注意点としては:
  • 予約が必要なものが多いので、前もって予約をし時間に間に合うように余裕を持って観光日程を組むこと
  • 和菓子や抹茶が苦手な外国人の方も多いので、体験したいかどうか前もって確認すること
  • お座敷に長時間、座れない外国人の方もいるので、和菓子店に体験をする場所がお座敷なのか椅子なのか確認すること
といったところでしょうか

ラーメン系ミュージアム

ラーメンにかかわる博物館もとても反響がいいです。まずとてもタイムリーなものからご紹介すると

 カップヌードルミュージアム

今、まさにNHKの朝ドラ「まんぷく」をやっていますが、これはカップヌードルを発明した日清食品の安藤百福さんの奥様をモデルにしたお話。

この百福さんの生涯やカップヌードルの歴史を展示している「カップヌードルミュージアム」というものが大阪池田市と横浜市にあります。

「マイ・カップヌードル・ファクトリー」がここの売りでヌードルカップに好きな絵を描いて渡すと自分が指定する好きな具を入れてカップヌードルを作ってくれます。

あまり大きなミュージアムでもないのですがなかなか楽しいです。
https://www.cupnoodles-museum.jp/ja/osaka_ikeda/
https://www.cupnoodles-museum.jp/ja/yokohama/

 新横浜ラーメン博物館

同じラーメンでもこちらはラーメンを作るのではなく食べる方です。

いろいろなラーメンを食べるだけでも楽しいのですが何よりも昔の町並みが再現されているのはとても楽しいです。
http://www.raumen.co.jp/

ラーメン系博物館の注意点としては:
  • 新横浜は東京から少し距離がありますし、池田は大阪の中心地から30〜40分ほど離れており、すぐまわりに他に観光できるようなところがない
  • ヴィーガン(菜食主義者)の方だとチキンスープもだめだと思うので避けた方がよい
  • 作ったカップヌードル(鳥のブイヨン)はアメリカへは持ち込めない(写真をとって日本で食べてカップだけ持って帰ってください)
といったことでしょうか。

市場や商店街

体験型観光地と同じくらいとても反応がいいのが昔ながらの市場や商店街をぷらぷらと散歩すること。おおくの場所でその土地の特産物を見る事ができ、食べ歩きが出来るところも多くなってきました。

今は豊洲に移ってしまいましたが昔の築地市場、上野のアメ横商店街、金沢の近江町市場、さらに函館や輪島、飛騨高山の朝市など、観光地それぞれに魅力的な市や商店街があります。

京都ならば錦市場、大阪なら黒門市場は昔ながらのアーケード商店街の雰囲気を残しながら、観光客に対応して食べ歩きができるようになっています。

そもそも日本人であれ外国人であれ食べ歩きは楽しいもの、さらに外国人にはあまりなじみのない練り物や魚介類、おまんじゅうなどを食べることができるのは楽しいようです。
錦市場:http://www.kyoto-nishiki.or.jp/
黒門市場:http://www.kuromon.com/

また千日前道具屋筋は大阪の観光の中心地、道頓堀のすぐ側にあります。プロ用のキッチン道具も多く売られているのですが、日本のお茶碗といった食器も安く売られています。

またレストランの商品サンプルや提灯、のれんといったお土産になりそうなものがたくさん売られているので見て歩くだけでも楽しいです。
千日前道具屋筋:https://www.doguyasuji.or.jp/

もちろんこのような有名な商店街でなくても、もし近所に昔ながらの商店街や市場があれば出かけてみると喜んでもらえるのではないでしょうか。

新幹線やローカル電車

日本人には当たり前になってしまっていて気づきにくいのですが、日本の電車の旅はとてもおもしろいようです。

新幹線はもちろんそのスピードや車体のおもしろさもありますが、座席が廻ること、トイレがきれいなこと、車内販売や駅弁と気になるところはたくさんあるようです。

また新幹線でなくても観光用の蒸気機関者やトロッコ列車もあれば、路面電車も趣があります。

時間に余裕があれば電車での移動も考えてみてはいかがでしょうか。

 予想以上に喜ばれた食事処

さて、日本で食事となるとまず、王道はお寿司、天ぷら、焼き鳥、串カツ、うなぎにラーメンや餃子といったことろでしょうか。

しかし、それに加えて喜ばれるかなと思う食事は、、、

鍋料理

もし観光時期が冬ならばお座敷でお鍋料理はどうでしょうか。お鍋というのがとても日本っぽいですし写真映えもします。

さらに野菜とお肉、もしくは魚介なので和食のなかでは食べやすい料理なのではないでしょうか。

掘りごたつ式の座敷席だと足もともとても楽ですし、さらに疲れている小さな子どもがいると寝かせることもできます。

鍋料理といってもしゃぶしゃぶからうどん好き、さらにすき焼きまでいろいろ。

夫の家族が遊びにきたとき、あまりに観光地すぎて今まで足を踏み入れたことのなかった大阪道頓堀の「かに道楽」に行きましたが大好評でした。

ハンバーガーやスパゲッティ

わざわざ日本に来てマクドナルドと思われますが、日数が経ってくると日本食に疲れてきています。そして食べ慣れた食事が恋しくなるもの。そこで安定のマクドナルドです。

さらにマクドナルドは国によって少しメニューが違うので、それが楽しめるのもいいところ

同じ理由でビックリドンキーも喜ばれます。種類も豊富なハンバーグ定食はとても食べやすく、和風にアレンジされたものもありおもしろいようです。

さらにスパゲッティのレストランも食べ慣れた定番のものがでてくるけれど、今までみたこともない「たらことしらす」や「ウニといくら」といった和風にアレンジされたものもでてくるので喜んでもらえました。

回転寿し

もちろん口の超えた味のわかるお寿司好きの外国人の方はたくさんいます。そのような方々にはすこしお金を奮発して日本の美味しいお寿司をごちそうしてあげてください。

しかし「良いお寿司」と「悪いお寿司」の違いがわからない、マヨネーズがかかっているお寿司が好き、生魚は苦手だけれど廻っているお寿司はおもしろそうという海外の方もたくさんいます。

うちの夫もそんな一人。こんな夫と高価なお寿司を食べに行く必要はないのです。さらに日本の回転寿しのお寿司のクオリティーは海外の「なんちゃって寿し」に比べるとはるかにおいしいです。

しかも回転寿しはその名の通りまわっています。こんなに面白いものはありません。私たちが思っているよりもはるかに喜んでもらえるかもしれません。

コンビニエンスストア

最後に番外編としておすすめしたいのは日本のコンビニエンスストア、「一人用」食品や日本のお菓子やスナックが並んでいてうちの夫も大好きです。

さらに肉まんやおでん、唐揚げといったものも簡単に購入することができます。簡単に食事をすましたい時や朝ご飯に利用してみてはいかがでしょう。


結婚したときに夫の家族が日本へ遊びにきてくれてとても楽しい時間を過ごしたのですが、それでも「ああすればよかった、こうすればよかった」と後悔することもあります。

また夫のように何度も日本へ遊びに来ていると、「日帰りできるところで次はどこへ行こうか」ということになります。

みなさまのご家族や友人が日本へ遊びにこられる時の参考になればいいのですが。