他の国際結婚の夫婦をみてうらやましく思うのは、外国人の奥さんや旦那さんが日本の文化が好きだったり日本語が話せたりする場合。また結婚してから勉強される場合もあります。うちの夫はほぼ日本に興味がないのですが、まあそれはそれでいいかと思っていたのですが、、、
夫、ぽん太は日本語を覚える気は
そもそも最初からまったくありません。

語学の勉強って向き不向きがあるよね ほんと僕にはむいていないから という「なんじゃそりゃ」っていう理由です。

日本に観光に行って史跡をみても
いまいちピンときていないし

「お城の違いってよくわからないよね まあ、甲冑はちょっとおもしろいけど」「日本観光でうれしいのは温泉と食事 あとは好きに決めてくれていいよ」

私の友人の外国人のだんなさんが
日本の史跡をまわる前に
ガイドブックを読んで勉強するって聞いて
感心したことがありました。

うちではありえません。

まあ、興味がないものを無理に押し付けても仕方がないし 「ある意味正直でよろしい」

ってことで、特になにも思わず
これまで生活してきました。

ところが、ある日

たまには私が興味を持つものを
一緒に見ようと思って夫が選んだ番組

日本、中国、韓国の文化を様々な切り口から紹介しています。「いや〜なかなかいい番組じゃない 日本を紹介する番組は大好き!」

しばらく一緒に番組を見ていて気付いたのが

日本を紹介する場面になると「ちょっとトイレ」「ちょっとお茶いれる」と用事をする夫

この行動、無意識のうちに
やっているのは分かっているのです。

でも無意識だから、悪気がないから余計に腹が立つってこともあるよね。「ほんと私の国にどんだけ興味がないのよ! もう許せん!」

普段の生活で、ほぼ怒ることのない私

夫はかなりビックリしたようで「いや、そういうつもりでは あれはたまたまで、、、」

そのあと

日本の文化を紹介しているYoutubeを見ているアピール 日本をテーマにした番組を探して「ねえ、これ一緒に見ようよ」

努力は認める、認めよう。
でも

それはそれで面倒くさい なに?

「反省」とか「努力」とか
そういう問題じゃないのよ


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興味のないものを、見たくないものを無理に見る必要はないのです。私だって夫が大好きな怖い系の映画が苦手なので夫の横に座って一緒に見たいとは思いません。

なので、日常生活ではお互いに好きなように生きているのですが、それでも3カ国がザッピングされている番組でのこの正直な心の動きにあまりにもがっかりしたもので。
 

 あまり努力せず相手の文化に共感する方法

国際結婚で思うのは同じ国や地域で育った人同士とくらべて最初に自然に共感できる部分が少ないということ。食事の味、日常の習慣、小さいころ見ていた番組、季節のイベントへの思い入れ、国を思う気持ちなどいろいろ。

国際結婚の場合、これらが違っていて当然ということを受け入れるところから始まるのかもしれません。

もちろん、国や国民性をこえていろいろと共感できること、日本では分かってもらえなかったのに分かってもらえること、文化が違っているもの同士だからおもしろいこと、できること、感じることなんかがあって、どちらがいい悪いってことではないのだけれど。

こんな「違っていて当たり前」というところから始まる結婚生活。そしてせっかく違う国や文化背景を持っている二人が出会ったのだから、少しお互いの文化を理解する努力をしてみませんか?

好きな旅先・食事からはじめよう

まずとっかかりとして一番ハードルが低いのは相手の国を旅行してみること。観光地にはその国の歴史や文化を感じるられるものがたくさんあります。

知識がなくてもいいのです。学ぶ必要もないのです。ただなんとなくその国を感じるというところから始めてみるのはどうでしょう。

また観光地は外国人に親切にですし、その国らしいものおもしろいものもいっぱい。そのなかで興味のあるもの好きなものが見つかれば相手の国を知るいいとっかかりになります。

また観光地にでかけなくても町を歩き買い物をし食事をするだけで相手の国の知ることができます。特に国際結婚の場合、その国出身の配偶者と一緒に動くので普通の日常生活にどっぷり入り込むことができます。

そんななかでいろいろな食事を一緒に楽しんでみましょう。外食するならレストランの雰囲気や盛りつけも違いますし、家で料理をするにしても見たことのない食材や調理道具もあります。

日本に全く興味のない夫、というより観光や新しい国への興味が全くない夫。絵日記に書いたように日本では「お城もお寺もみんな同じ」、これがヨーロッパでは「お城も教会もみんな同じ」になります。

そしてもちろん、日本でもヨーロッパでも「特に行きたいところはない」夫。それでもこの第一ステップはかろうじて大丈夫です。

コンビニエンスストアのサンドイッチやスーパーのお惣菜をみるのは大好きだし、昭和っぽい町並みや古い雰囲気の喫茶店も好きです。京都太秦映画村や伊賀忍者の里でコスプレするのも楽しんでいます。

私は韓国の一度だけ夫と旅行にでかけたのですが、仁寺洞の伝統菓子がでてくる趣のあるカフェや伝統工芸のお土産屋さんに舞い上がりました。

生活に直結する衣食住は相手の国の文化を知る入り口です。また難しいことを考えずにただ感じることで経験することができます。

また旅行をする、食事をするということは基本的に生活の「楽しみ」と結びついているので、そこで経験することは「好ましいこと」に結びつきやすいです。

自国の文化で好きなジャンルを試してみる

趣味やエンターテイメントにはいろいろなジャンルがあります。スポーツ、音楽、映画やドラマ、アニメや小説、ゲームに観劇など本当に好きなものは人それぞれ。

数多くある趣味やエンターテイメントのなかで、あなたやあなたの配偶者が好きなものはなんでしょう? もしかしたら似たようなものが相手の国の文化でありませんか? もしそうならばそれが相手の文化を楽しむいいとっかかりになるのではないでしょうか。

もしアメリカン・コミックスが好きなら日本のアニメを、もし小説を読むのが好きならば、日本人作家の英語訳本を、ミュージカルを見るのが好きなら歌舞伎をためしてみてもいいかもしれません。

もしチェスが好きなら将棋や碁を、料理をするのが好きなら相手の国の料理を作ってみる、絵画が好きなら浮世絵も、カラオケが好きなら相手の国の歌を練習してみるなど入り口はいろいろ。

まだ試していませんが、夫はスポーツ鑑賞が好きなのでおそらく日本の野球観戦にでかけるとその応援文化の違いを楽しむことができると思います。

また私は日本の大河ドラマを見るのが好きなのですが韓流ドラマでも例えば韓国の三国時代(高句麗、百済、新羅)のものを見てみたいなと思います。

まずは自分の国の文化で好きな分野を考えてみて、それに近いものを相手の国の文化で探してみると、思っているよりも楽しめるかもしれません。

偶然に出会った素敵な文化を大切にする

まだ相手が出会っていない素敵な文化がたくさんあります。これを知ってもらうのはこれはなかなか難しいですし、文化を紹介する側(日本の文化なら私)の力量が問われます。なぜなら夫の知らない日本の文化を、でも夫が好きそうな日本の文化を見つけて紹介するのは私だから。

また私が全く考えつかないものに夫が食いつくかもしれません。また、全く食いつかなくても、こんなものがあるよと紹介するだけでもいいかもしれません。

例えば夫は幼いときにアメリカに来たので韓国の文化をあまり知りませんが、義母と時間を過ごすと面白い遊びを教えてもらえます。

棒をサイコロのように投げて遊ぶユッノリはお正月の伝統的なゲームで、お正月に義家族でワイワイと楽しみました。

またお義母さんが「ファトウ」をしようといって出してきたのは日本の花札。遊び始めたゲーム「ゴーストップ」は、私が子どもの頃に何度か遊んでそのあとすっかり忘れていた日本の「コイコイ」に似ています。

こうなってくるとお互いの文化を知ることで予期せず共通の遊びがあることを知り、みんなで楽しく遊ぶことができます。

また夫が日本に来たときにたまたまついていたニュースでお相撲の結果をやっていたのですが夫が予想以上に楽しんでいたので、それ以来、夫が日本滞在中がお相撲の期間だとうちの父と3人でお相撲を見ています。
 

 相手の文化への興味が長続きする方法

敬意を払うことを忘れない

相手が好きか嫌いかにかかわらず、自国の文化で自分が好きなものを相手に知ってもらうのは悪い事ではありません。

ここで大切なのは紹介する側も紹介される側もお互いにお互いの文化に敬意を払うこと。

自分の文化と比べて相手の文化を軽んじてもいけないし、話を聞くまえから「興味がない」とシャットアウトしてしまうのも失礼な話です。

相手の国の文化を知りたい、学びたいという扉はほんの少しでもいいので開けておきましょう。そしてそれが自分の趣味にあわなくても、変だなと思っても敬意を持って対応するのは夫婦であっても礼儀だと思います。

相手の文化の好きになる必要はないのです。ただ相手が自分の国のことを少しでも「知りたい」と思ってくれるのはうれしいこと、そしてそれは相手も同じなのではないでしょうか。

無理強いしない

今まで違う国で育ってきたので合わないこともたくさんあると思います。自分の国の文化を紹介してみて、相手があんまり乗り気ではないものは無理強いしないようにしましょう。

もし夫が好きなアメリカンフットボールのゲームをいつも一緒にテレビで見るように言われるとしたらうんざりします。もし夫が英語字幕付きの邦画を私と一緒に見ないといけないとしたらやっぱりうんざりすると思います。

もちろん相手のことを思って、または相手の文化に「敬意」を払って直接的には「嫌だ」とは言わないかもしれません。でも相手の興味の程度は分かるもの。

相手があまり乗り気でないものをあまり強く勧めないようにしましょう。

そうしたら「スーパーボウル」や夫や私の出身大学がでているアメリカンフットボールのゲームは一緒に見たいなと思うかもしれないし、夫もたまには一緒に邦画を見てもいいかなと思うかもしれません。

お互いに快適な頻度を探すことは大切です。また、相手が全く興味がない内容ならもう相手の事は忘れて自分一人で楽しみましょう。

なるだけ相手の「無関心」に寛容に、そしてお互いできるだけ自由にと思って生活しています。

相手のやり方に無理矢理あわせない

「無理強いしない」は伝える側の心構えですが、「相手のやり方に無理矢理あわせない」は受け手側の心構えです。好きな人と結婚してうれしいですし、相手の好きな物や興味のある物をいつも共有したいとも思います。

でも国際結婚をしていると日々の生活の中での違いがいろいろとあります。その違いを一生懸命相手に合わそうとすると、お互いにだんだんストレスがたまってくるのではないでしょうか。

お互い我慢をせずに気楽に一緒に生活できるのが一番って思っているので、見たくないものは見ないでいいのです。興味がないものは興味がなくていいのです。

相手の文化に敬意を払って誠意をもって「やりたくない」と伝えるといいと思います。「やりたくない」と正面から伝えるとややこしくなるものは、それとなくやらないでおくようにすればいいのではないでしょうか。

例えば私のキリスト教徒の友人で韓国人と結婚した人がいて、ご先祖様の魂を受け入れる行事がどうしても宗教的に受け入れがたいと言っていた人がいました。

義家族に面とむかって「宗教的に受け入れがたい」とはさすがに言えないと思いますが、あまりに辛いなら行かないという選択肢もあります。

結婚生活は長いです。相手の文化の中で嫌なものはいやと割り切ったほうが、相手の文化の好きなところを大切にできるようにも思うのですがどうでしょう。

こうやって書いてみて思うのは国際結婚であっても日本人同士の結婚でもお互いの違いや好き嫌いに寛容になる、できない我慢をしないというのは同じだということ。

そしてせっかく違う文化や生活習慣を持った人と結婚したのだから、それを楽しんで生活できたらいいなと思っています。

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