五十肩がとても痛いので、念のために病院でみてもらうことにしました。まずは予約をとらないといけないのだけれど、英語で病院の予約って簡単ではありません。今日は電話をする前にしておく準備、そして救急車を呼ぶほどではないのだけれど、なるだけ早くお医者さんに診てもらいたいときに使える方法を紹介しています。

 絵日記:五十肩って緊急扱いなの?

ある日、突然右肩が痛くなり、
動くたびに痛みがでるようになってきました。
これが噂に聞く「五十肩」

夫に痛みを訴えてみたのだけれど、、、

「ねえ、五十肩になったみたいんだけど」「なにそれ?」

夫は「五十肩」をまったく知らない様子

「年をとると手をあげたら肩が痛くなるのよ」と
説明するものの、、、

「気のせいじゃないの?」「それとも筋肉痛?」「そんなの聞いたことないよ」

アメリカには「五十肩」はないのでしょうか?
まったく夫はピンときていません

それでも

「肩が痛い〜 あぁ、痛い 動かすのもつらい〜」「念のために一回病院に行ってみたら?」

とのこと

私も我慢しきれず病院に行くことにしました。
まずは病院へ予約の電話をします。

「お名前は? 住所は? 誕生日は? 保険ナンバーは? 症状は?」

と長い通常の質問が続いたあと
予約の日時を決める段階に

すると

「では、緊急扱いで予約日時、みてみますね」「えっ、緊急?」

もともと気の小さい私
 
五十肩、痛い。痛いけれどもこの状況で
もう2ヶ月以上も生活してきているし

 念のために病院に行く気になったけれど
行ってどうなるものでもないし

なので、、、「いや〜緊急なんてめっそもありません。普通でいいですよ、普通で」もじもじ

「3週間後なんて言われたって待てるわよ」
と思いながら
ちょっといい人気分を味わっていると

フッ 「では4ヶ月後になります」

と言われてしまいました。

4ヶ月後って、、、
 
ということで、ためらいなく

「緊急でよろしくお願いします」

2日後に予約が取れたけれど、
なんだか敗北感が半端ないです。


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若いころにまわりの方々が五十肩で困っていらっしゃったけれどあまりその訴えを真剣にとらえていなかった私。実際、自分がなってみてあまりの痛さにびっくりです。やっぱり経験しないと実感としてとらえられないものがたくさんあるということでしょうか。

それにしてもアメリカに住んでいて日本が恋しくなるのは医療関係。

医療保険や病院の予約など本当に面倒くさいし思うようにいかないこともいっぱい。好きなときにポンと病院にでかけることができ簡単に保険がつかえる日本の医療制度はやっぱりいいなと思います。

また私が海外生活をはじめたころ、一番大変だと思ったのが病院に電話をかけて予約をとらないといけないこと。

日本のようにそのまま病院にふらっと立ち寄ることはできず、予約をいれないといけません。言葉もうまく話せない状態での電話での予約、ハードルが高すぎます。

なのでまずは病院へ予約を入れるときになるだけスムーズに予約ができるように私が注意していることを紹介したいと思います。

 電話予約をする前に用意しておく6つのこと

目の前に置いておくべきもの

1:保険番号の分かるカード

電話をかけると必ずといって聞かれるのは健康保険の加入番号。聞かれてもいいように健康保険の加入カードを手元に置いておきましょう

さらに場合によってはソーシャルセキュリティー番号を聞かれることもあります。私は自分のソーシャルセキュリティー番号を覚えていないので、念のために初めての病院に電話するときにはソーシャルセキュリティー番号も手元に置いていました。

2:カレンダー

電話をしている一番の理由は病院訪問のための日時を決めることです。でも混み合っている病院ではこちらの希望通りにいかないこともよくあります。

母国語ではない、しかも電話ということで頭はいつもよりもパニック状態になっています。ここで今、相手と通話中の携帯を使ってカレンダーをチェックするのは私の場合至難の業でした。

なので通話中の携帯とは別に話しながら見ることができるカレンダーを目の前に置いていました。そうするとカレンダーを見ながら落ち着いて話をすすめることができます。

3:決めた日時を書き留めるメモ

そしてもちろん、決めた日時を書き留めるメモも。何を当たり前なことをと思われるかもしれませんが、私は結構忘れるので念のため。

予想外に聞かれるかもしれない質問の準備

日本で病院に予約の電話をすると、名前や生年月日、連絡先、さらに簡単な訪問の理由と聞かれることはそれほど多くありません。

アメリカで病院へ予約を入れる時も基本的に聞かれることはほぼ同じですが、それでも予想外の質問をされてすぐに答えられないことがありました。

経験から学んで、「もしかしたら聞かれるかもしれない」と思って私が念のために電話をかけるまえに用意していることをご紹介したいと思います。

4:配偶者の情報

もしあなたが保険のメインの契約者なら配偶者の情報は必要ありません。しかし私のように専業主婦で夫の仕事関係での健康保険を利用している場合は夫の情報をかなりの確率できかれます。

配偶者の名前、生年月日くらいまでは答えられても配偶者のソーシャルセキュリティー番号も聞かれたことがあり驚きました。

せっかく勇気を振り絞って連絡しそして長い保留時間を待ってやっとオペレーターにつながったのに、ここで最初のチェックポイント「保険加入者のソーシャルセキュリティー番号」が分からないというと話がややこしくなります。念のために用意しておきましょう。

5:主治医の名前・希望の医師の名前

初めて予約の電話をかけると希望の医師の名前を聞かれることがあります。もし前もってインターネットなどで調べていて診てもらいたい医師が決まっているのであれば希望を告げればよいと思います。

また特にいなければ、そのように言えばオペレーターが勝手に選んでくれます。

ただ再診の場合やホームドクターが決まっている場合、主治医の名前を予約時に聞かれることがあります。

何ヶ月も前に一度会ったきりの主治医の先生の名前を覚えておくのは私には無理でした。しかも日本語の名前ではないので頭のどこにも残っていません。

もし決まった主治医の先生がいるようなら書き出しておくと、オペレーターがこの情報を調べるために保留する待ち時間が省けるかもしれません。

6:自分の症状の詳しい説明

まず、病気関連の英単語は聞き慣れないものばかりで日本語では分かっていても英語名が分からないものばかりです。

ただ単純に「緑内障」のチェックに行きたいだけなのに「緑内障」の英語名がわからないなんていうことはよくあります。

また私の主観ですが、日本での病院の予約よりもアメリカの病院の予約のほうが詳しく症状を聞かれるような気がします。

また、場合によってはオペレーターさんが看護師さんに電話を転送し、看護師さんに詳しく症状を説明して主治医を選んでもらってから予約をとる場合もあります。

また絵日記に描いたような「緊急扱い」になるのにも看護師さんに症状を説明しました。

なので電話をかける前に頭のなかで症状の説明を英語でシュミレーションしてみて、言いたいのに分からない単語がないか確認してみましょう。

「緑内障」を「緑内障」という英単語を使わずに説明するのは日本語でも難しいです。このような絶対にはずせない、そして聞き慣れない単語は目の前に紙にメモって電話するといいかもしれません。

またここでシュミレーションしておけば、同じ説明を病院で繰り返すことができます。電話をかける前に少し時間をとってどう説明するか考えると良いように思います。

病院の予約を取るときに気をつけないといけないこと

 オンライン予約を過信しない

最近はインターネットやEメールで予約できる病院もたくさんあります。言葉の行き違いをなくすために、もしインターネットで予約できるのであればこちらを使うほうがいいと思います。

ただしオンラインで予約を入れた場合は、必ず確認の返信メールをチェックしてください。なにも連絡がこない場合、ちゃんとメッセージが届いていないか忘れられています。

これまでいろいろな病院にかかりましたが、このオンライン予約、あんまり過信しないほうがいいと思います。

また、逆にご丁寧に予約の1週間まえほどに確認のメールを送って来てくれる病院があります。その際にEメールのタイトルだけ見て無視せずに、内容も見てみてください。

病院によってはそこでクリックを押して「レコンファメーション」、その日に訪問すると再確認しないといけないこともあります。

 電話の会話は思っているよりも聞き取りにくい

もちろん母国語ではない英語での電話のやりとり、日本語で予約するよりも難しいですし、オペレーターの方の英語は英語教室の先生の英語よりもくせがあって何をいっているのかよくわからないことが多かったです。

さらにオペレーターの方は同じ質問をもう何百回と言いつづけているので、もう言い慣れ過ぎていて早口で言葉に抑揚がないことも多いので、そうなるとさらに聞きづらいです。

でも相手の方も母国語が英語でない患者さんの電話を取り慣れているので、聞き直さないといけないことは何度も聞き直して確認しても粘り強く説明してくれます。

大切なことはしっかり伝わっているか、しっかり聞き取れているか確認を取りながら電話の会話をすすめてみてはいかがでしょう。とここでえらそうに書いていますが、これって実践するの難しいですよね。そんなときは、、、

 予約日時の確認だけでも確実にする

このようなやり取りの中で、特に予約日時は間違わないように何度も確認をしましょう。相手が日時だけを言うようなら「曜日」も付け加えてみるのもいいかもしれません。

時間が混乱するようなら「4時とは16時ですか?」と聞き直すのもいいかもしれません。

うっかり日時を間違って病院に行きそびれてしまっても、多くの場合はいくらかの料金が発生してしまいます。

また、この面倒くさい予約手続きを1から初めて、さらに長い期間待たないといけないことになるかもしれません。

もし、記憶があやふやになってしまっていたり予約日時に迷いがあるなら、確認の電話やメールをいれて再確認してみるといいと思います。

 なるだけ早く病院の予約をとりたいときには

さて絵日記で描いたように病院によっては予約が数ヶ月先でしかとれないことがあります。特に専門医に見てもらおうと思うとなかなか大変です。

もちろん本当に緊急時には救急車を呼ばないといけないのですが、救急車を呼ぶ必要は全くないのだけれど、病院にかかるまで4〜5ヶ月も待てないという時に私がとっている対策です。

電話で粘る・朝早く電話する

最も手っ取り早いのは電話でオペレーターと交渉することです。どうして4ヶ月も待てないかを説明してなんとかどこかの枠に入れてもらえないか粘ってみます。

場合によっては「じゃあ、今日ならこられる?」と無理に当日や翌日にいれてくれることもあります。

また「XXの頃ならすこしゆっくりになるかもしれないから、その辺りの朝早くに電話してみたら」と教えてくれることもあります。

ダメもとで試してみるのはいいかもしれません。

別の空いている病院を探す

それでもどうにもならないときには、まずその4ヶ月後の病院の予約はとりあえず取ってしまいましょう。

そして別の病院でもう少し早い時期に予約がとれないか調べてみるのはどうでしょう。同じ病院で分院がいろいろとある場合は他の分院を試してみるのもいいかもしれません。町なかの病院よりも少し郊外の病院だと少しはやく予約がとれたりもします。

私は夫の働いていた米軍の病院で予約をとるとき、ワシントンDCに一番近い大きな病院の予約は本当に取るのが大変でしたが北ヴァージニアのファミリーホスピタルだと何週間か早く予約がとれたことがありました。ものは試しです。

そして、もし別の病院で早い時期に予約がとれたら、もちろん最初の病院での予約のキャンセルをお忘れにならないように。

訪問医ネットワークに登録する

さて、救急車を呼ぶほどの緊急ではないけれど、でもなるだけ早くお医者さんに持てもらいたいときというのはあります。

例えば、子どもが熱をだしている、下痢がとまらない、足首のねんざして腫れて痛いなど。

こんなとき訪問医を利用してみるのはいかがでしょうか。私はまだ利用をしたことはないのですが、万が一のことを考えて訪問医ネットワークに入っています。

私が入っているのは「heal」というものなのですが、メンバー登録するのにはお金がかかりませんでした。

そしてお医者さんが必要なときに連絡をすると近所のお医者さんを派遣してくれ、かかる金額は保険が使えない場合でも一度の診療が一回99ドル(約1万1千円)です。

もちろん見てくれる診療科目は限られていますし、現在、このサービスを提供している地域は主に西海岸とワシントン首都圏に限られています。

けれど一度、夫がお昼に唐揚げと冷麺を山ほど食べたら、夜に腹痛で脂汗を流してとても苦しんだことがありました。

その時はどうすることもできず、手持ちの薬と嘔吐を繰り返して乗り切ったのですが、あまりに苦しみように本人も私も大変でした。

その時の経験からいろいろと調べてみて、今後、こんなことが起こった時のためにとこの訪問医ネットワークに入りました。

このような「訪問医(Home call doctors)」が他にもあるかと思われます。このような方法もあるということでご紹介しておきますね。

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