途上国に住んでいたころ、とても恐ろしい経験をしました。治安やインフラの悪さが原因ではありません。問題は立て付けの悪い隙間だらけの家。いろんな虫が日々、登場しました。雨上がりの虫は日本でも起こるそうなのでみなさんご注意を!

 絵日記:雨上がりに虫が襲ってくる

途上国に住んでいたころ
いろいろ不便なこともあったけれど
とてもよかったこともありました。
それは家にとても大きな庭がついていたこと。


私たちが大好きだったこの庭
ブーゲンビリアが美しく咲き
マンゴーやアボガドも楽しむことができました。 

この美しい庭が雨上がりの夜に恐ろしい場所に変わる事に気付いたのは途上国の生活がはじまって間もないころ

ある夜、夫婦二人でのんびりと
夕ご飯を食べていると

なにかが顔にあたります。「なに?」

なにか不穏な雰囲気を察し
庭への出入り口になっているドアへ
目をうつしてみると、、、

ドアの下のとてもせまい隙間から小さな変な虫がブワ〜と大量にはいってきているではありませんか

形も大きさも違うけれど
まっさきに思い浮かべたのは

古典映画ヒッチコックの「鳥」

もちろん小さな虫なので
危害を加えられる事はないのだけれど

羽のあるものや芋虫みたいな気持ちの悪いのが何百とこれでもか、これでもかと入ってきます。「ぎゃ〜」「グワ〜」もちろん夫婦で半狂乱に

なんとか気持ちを落ち着け

私が掃除機で虫を吸い取っているすきに、夫がガムテープでなんとか扉の下の狭い隙間を塞ごうと悪戦苦闘します。

しかし敵もすごい数で襲撃してくるので
なかなからちがあきません。

なんとか隙間をふさいで家にはいった虫を吸い取ったのですが、私たちはあまりの恐怖にぬけがらのようになってしまいました。

その後も何度かこの虫の訪問にあい

外が暗くて家の中が明るいのが
いけないのかと思ってたどりついた方法が

電気を消して二階へ走って逃げて寝室の戸を閉めて隠れること

でもこの解決法が正しかったのかは不明

でも都会育ちの私、ほんと
こわかったのなんのって


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家の扉がきちっとかみあっているわけではなく、また家のいろんなところに隙間があり虫が入り放題でした。いろんな虫たちがやってきたのですが、その中で私がどうしても我慢できなかったのがこの雨の後に大量発生する小さな虫たち。

対策についていろいろと調べたのですが、 蛍光灯からでる紫外線に引き寄せられるので、紫外線の出ないLEDライトが結局のところ良いのではということでした。結局LEDライトは買はなかったので毎回電気を消して逃げていました。

 アリと一緒に生活するには

小さな虫はたまにしか登場しないのですが、毎日の生活に登場して私たちを苦しめたのが「アリ」。私は基本的にはアリはあまり苦手ではないのでまだ助かりましたが、それでもこのアリたち、毎朝のコーヒーメーカーの水にも浮いているし、毎晩、ベッドの中にもいるし、浴室の床にも歩き回っているし。

最初はアリを駆除するのもかわいそうなんて甘っちょろいことを考えていましたが、もうすごい数で同情なんてしていられない状況になり、いろんなものを買って駆除をがんばりました。市販品も買いましたが一番効果があったのは友人に教えてもらった液。水と食器用洗剤とほんのちょっとのお砂糖を混ぜて作り、アリの道筋にまいたり直接アリにかけるとかなり効果がありました。

さてこの液、かけた時は一時的にアリの大軍は姿を消すのですが、すきまだらけの家でさらに庭に囲まれているので後から後からいろんなところから入ってきます。とうとうあまりの多さにどうにもならず、夫の「自然には勝てないよ」という言葉であきらめて共存する方向で対策をたてました。

まず、食べ物は絶対、冷蔵庫のなか、部屋へは置かない。封をあけていないクッキーもピーナッツもお料理につかうお砂糖もなにもかも。これを忘れると本当に大変なことになります。えっこんなものっていうものでも食べるものはジャガイモ、玉ねぎ、にんにく以外はすべて冷蔵庫へ入れていました。

そしてアリに素足をかまれたくない浴室といった場所ではスリッパをはくこと。ベッドは寝る前に軽くチェックしてアリがいれば払い落とすなんて、ほとんど役にたたないこともしていました。

さらに目の前を隊列を組んで歩くアリはもう完全無視することに。駆除したくなると不毛な戦いが永遠に続くので。

こんなことを心がけていると、いつの間にかコーヒーに浮いたアリをスプーンですくってささっと捨てて飲めるようになっていました(決して自慢できることではありませんが)。人間、どんなことにも慣れるもんです。

 火蟻って見分けられるの?

アリについてこんなにのんきな記述をしていますが、私たちが途上国で相手をしていたのはとても小さく黒い一般的なアリです。しかし今、とても危ないアリということでニュースを賑わせいるのが「ヒアリ」。体長は2〜6ミリくらいで赤茶色をしているそうです。

しかし実際のところ専門家でないと普通のアリとヒアリの区別は難しいらしく、またヒアリが怖いからといってあまりに普通のアリを駆除するのもよくないそうです。どうやら普通のアリがいなくなるとますますヒアリが増えるからとのこと。

ただヒアリは土を盛り上げた塚をつくる習性があるのでそれで分かるかもしれません。この巣つつくと怒って襲ってくるので触らず自治体などに相談するといいそうです。

こうしていろいろと注意していてもアリにかまれてアレルギー反応やアナフィラキーショックが起こってしまったら、大急ぎでお医者さんに診てもらってアリにかまれたと伝えることが大切だそうです。いろいろな自治体が情報をウエブで提供しているのでご心配な方は一度ご確認してみてくださいね。

さて雨上がりの虫やアリと格闘した我が家。それ以外にはカナブンやクモも入り放題でした。カナブンはまあ愛嬌があるしクモは小さい他の虫を食べてくれる益虫ということでほったらかしにしていましたが。
 
こんな虫たちと一緒の生活、実のところ私より夫の方が大騒ぎで大変でした。最初、ネコを飼うのに難色をしめしていた夫がネコに興味をしめしだしたのは家の中の虫の多さに嫌気がさしたから。ネコが退治してくれるなんて思っていたらしいけれど、うちのネコたちとても役立たずでした。

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