夫は本当におどろくほど記憶力が悪いのです。もうすっかり慣れっこになっているので少々のことではびっくりしなくなりましたが、そんな私でも驚くことがまだあります。今日は夫がどうしてそんなに物覚えが悪いのかを考え、そんな夫とうまく生活していくために私がとっている対策もあわせてご紹介します。
付き合い始めた頃から
夫の物覚えの悪さはうすうす感じていました。

例えば

私の誕生日の夕方 「あの〜、お忘れかと思いますが今日は私の誕生日ですが」「えっ、そうだっけ」

まあ、こんなもんです。

結婚してからも

「お義母さんにプレゼント送ろうと思うんだけれど、お誕生日いつ?」「え〜、いつだったけかな」

お義母さんがとても大切な夫
でもこんなありさまです。

さらに

「あの〜、お忘れかと思いますが今日は結婚記念日ですが」「あれっ、結婚記念日って春頃じゃなかったっけ?」

いいえ、夏ど真ん中です。

さらにきわめつけが、、、

ある時期
夫と同じ建物で働いていた事があったのですが

突然、私の部署にやってきた夫 「かーこ、お誕生日おめでとう」

とうとうやってきました。
初めてのサプライズ

お誕生日ケーキを差し入れてくれたのです。

もちろん十分感動しました。
そして部署の同僚も一緒にお祝いしてくれました。

しかし、親愛なる夫よ とても残念なお知らせがあります 「私の誕生日は今月ではありません。」

「日」間違いじゃないよ、「月」間違い

こんな夫に誕生日や結婚記念日のお祝いを
期待できると思いますか?


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これは、結婚8年目くらいの出来事。夫は記憶力が悪いのか努力が足りないのかそれまでも結婚記念日や誕生日はまったく覚えていませんでした。私もそれでよかったので、そのままやってきました。

そしてやってきた初めてのサプライズ。なのに誕生月までもが間違っていて驚きました。しかし夫を良く知る義家族は「さもありなん」と。

 なぜ物覚えが悪いのかを考えてみたら

男性脳と女性脳の違い

どうやら男性と女性は脳の機能が異なっていて一般的に女性の方が記憶力が良いそうです。

というのも狩りに出かけないといけない男性は失敗や恐怖を忘れないと次に狩りにでかけられないから。

逆に食べられる実や薬草を集める女性は安全な物、危険な物を覚えておかないといけないので記憶力が発達したそうです。

大昔のことはさておき、そして男女の脳差を横に置いておいても、日常生活の中で家事を分担している方が「記憶」を必要とする行動をすることが多くなります。

猫の餌がきれかけてるから買わなくちゃとか、夫は明日お弁当いらないって言ってたなとか、書くほどではないけれど、頭にひっかかっている「覚えておかないといけないこと」がいっぱい。

もちろん職場で仕事をしている時も「覚えておかないといけないこと」はいっぱいありましたが、私の場合すべてコンピュータシステムに記憶させているか、メモ書きにしていました。

なので記憶力に関しては専業主婦をしている今のほうが鍛えられている気がします。

それに比べて日常の「缶切りがどこにしまわれているのか」という小さなことから「義母の誕生日」といった大きなことまですべて私に任せっきりの夫。

日々の生活で夫が使っている記憶力はかなり限られています。

感受性との関係

また感受性が豊かな人は比較的記憶力が良いそうです。これも考えてみると、色や臭いなどを強く感じるならば、これらの感覚が記憶と結びつくので覚えやすいというのはわかります。

キンモクセイの香りでこの木があった中学生時代を思い出すとか、あのパーティはテーブルセッティングが美しかったとか

さらに喜怒哀楽を強く感じる人は、おそらくその感情と結びついた出来事もよく覚えているのではないでしょうか。

悲しい出来事が起こったときに、昔の同じような悲しかった出来事をいろいろと思い出してしまうのもこのような心の働きだと思われます。

我が家の場合、夫はどう考えても感受性の強い方ではありません。良く言えばおおらかで物事にこだわらなく「なんでもいいよ」っていうタイプ

さらに物事にあまり動じないというか、怒っているところやパニックになっているところをあまり見たことがありません。

かといって私が大騒ぎして喜んでいることも同じくらいの程度では喜んでいないような感じです。

ということでどこをどうとっても記憶力が良い要素がみつかりません。

話を集中して聞いていない

さらに思い当たるのが私の話をきちんと聞いていないのではないかということ。話をきちんと聞いていないのにその話を覚えているはずがありません。

もちろん母国語でない英語を操って、しかも感情が高まってアワアワといろんな出来事をとっちらかしている私の話を聞くのはそれなりの努力が必要なのだと思います。

また仕事から帰って来て家でのんびりしているときには集中力のレベルも下がっています。

話半分で聞いているなというときも結構あるので、「ほら、この前言ったあの話、覚えてる?」って聞いてみて、、、覚えているわけないのです。

大切なことだとは思っていない

さらにこんな状況でもまだ夫に興味のある話をしていれば聞く耳もあるのでしょうが、夫にまったく興味のない話をしていれば私の話は右から左です。

夫に興味のない話ということは夫にとって大切な話ではないということです。

ところで配偶者が「私の誕生日を覚えていない問題」、おそらく考えられる原因はこの「興味がない」と思われます。

もしくは「誕生日」や「記念日」が人生にとって大切な出来事と思っていないということかもしれません。

さらにこれまで夫がいろいろなことを忘れても何も言わずにやってきた我が家、もしこれで私が怒っていたらそれなりに「大切なこと」になって覚える必要性を感じるのかもしれませんが、、、

さて、いろいろと理由をあげてきました。夫にも確認しましたがこれらの理由に思い当たるようです。

もう夫がいろいろなことを忘れるのは慣れっこになっているのでかまわないのですが、たまに私の予想を超えたぶっ飛んだ忘れ方をしているのでビックリを通り越して心配になるのです。

 物覚えの悪い夫への対策

さて、ここでは私が「妻」なので便宜上「夫」としていますが、もちろん物覚えの悪いすべての配偶者、パートナー、恋人を想定して書いています。

ちなみにうちの両親は母の方が物覚えが悪かったのであまり性差はないのかもしれないとも思うのですが、実際のところどうなのでしょう。

誕生日や記念日を忘れる夫には

 期待を捨てる

まず最初にしないといけないことは、「夫がサプライズで私の誕生日をお祝いしてくれるかも」といった大きな期待を捨てることです。

ほぼその期待がかなうことはありませんし、かなわないと残念に思う気持ちや怒りがわいてくるのは人間として当然のこと。

でも期待を捨ててみましょう。それで夫は結婚記念日も誕生日も覚えているはずがないと仮定してみましょう。

それで誕生日の前日にでも「あれっ、もしかして明日誕生日だった?」なんて言われるととてもうれしい気分になります。

また自分が夫の誕生日を覚えていて事前に大きなサプライズを用意したとして、夫が同じようなことを自分の誕生日にしてくれなかったとしても、自分は自分、夫は夫と割り切りましょう。

自分のやり方を相手に押し付けても仕方がありません。

 事前にほのめかす

結婚記念日や誕生日に重きを置いていない人にこれらの日を覚えていて欲しいと思ってもそれは無理なことです。

でも覚えてくれていないことにイライラしたり、また相手が後で忘れていたことに気づいて罪悪感をもったりと、そんな余計な気持ちの動きは面倒くさいもの

なので覚えている方が事前に「もうすぐ記念日だね。なにする?」ともう声に出してしまいましょう。そうするとその日のレストランの予約も前もって出来るというものです。

またお誕生日のお祝いをしてもらいたいときにも、事前に「私の誕生日がやってくるよ」「明日は私の誕生日だよ」とさらっと言ってしまいましょう。

ここでのポイントはプレッシャーを与えない程度に簡単にさらっと。そしてそれでも忘れてしまってもせめないようにする方がお互いの精神の平和のためにもいいと思います。

そして後で、「この前、私の誕生日だったんだけれど欲しいものがあるんだけれど」と持ち出すと気持ちもすっきりしていいのかもしれません。

 カレンダーに記入する

我が家は夫が靴を脱いだり履いたりする玄関口にカレンダーをぶら下げて誕生日や記念日だけでなく、病院やイベントなどに出かける日を書いてあります。

あまり多くのことをいろいろと書き込むと逆に読まなくなってしまうので、必要最小限の「忘れてはいけないイベント」を3〜4つほど記録しています。

私も病院の予約などは通常は携帯でスケジュール管理しているのですが、この家の中に吊り下げられているカレンダーはふっとした拍子に目に入るので先の予定が一目でわかって便利です。

夫が見るかどうかは夫の自由ですがなにかの拍子に目にはいるかもしれません。

 結婚記念日の朝にメッセージ

どちらにしても結婚記念日を忘れる夫。それはそれでいいのですが、それでも思い出して欲しいなら記念日の朝に簡単にショートテキストで「Happy Anniversary!」とメッセージを入れてしまいましょう。

そしてこちらから1年の感謝を簡単に送ってみるのはどうでしょう。簡単なメッセージだとお互いに面倒くさくなく、それでいて感謝の気持ちが伝わるのでいいかなと思います。

そしてうまくいくと帰り道のスーパーで花束を買ってきてくれるかもしれません。そうするとやっぱりうれしいものです。

頼み事をすぐ忘れてしまう夫には

 口調に気をつけて簡潔にお願い

「仕事の帰り道に牛乳を買ってきて欲しい」といった頼み事は明るい口調でサラッとお願いしましょう。

どうやら人間は嫌なことは忘れる傾向にあるそうです。面倒くさいな、いやだなと思って聞いているとどんなことでも忘れてしまいがち。

また「あなたが買ってこないといけない理由」をいろいろと付け加えないようにするのもいいかもしれません。自分をお願いをされている立場に置いてみると、いろいろと説明されるとますます面倒くさくなってきて聞く気がなくなってくるので。

ここで夫が気持ちよく「いいよ」と言ってくれるのが第1ステップです。そして自分には「夫はいいよと言ったけれど覚えているわけはない」と言いきかせましょう。

 適切な時間に念押し

さて仕事の帰りに牛乳を買って帰る心の準備ができている夫、しかし仕事のバタバタで帰る頃にはほぼ100%すっかり忘れています。

なので夫が帰るころを見計らってショートメッセージを送りましょう。ポイントは夫が覚えていられるくらいのタイミングで連絡すること。

朝頼んだことを夕方まで覚えておいてほしいということがそもそもとても難しいこと。また念押しするときには明るくさっぱりと感謝をこめて、そして簡潔にを心がけています。

 ありがとうを忘れない

そして無事、何事もなく牛乳を買って来てくれたなら心をこめて「ありがとう」を伝えましょう。まさしく子どもの「ほめて育てる」の応用編です。

そしてもし夫が牛乳を買って帰ってくるのを忘れたら、そしてどうしてもその日に牛乳が必要なら「悪いけど、牛乳買って来てもらえるかな」とさらっと頼んでみましょう。

ここで夫が難色を示すようなら二人で一緒に買いに出かけてみるといかがでしょう。そして帰ってきたら「ありがとう」を。

二人で一緒にでかけるのにも難色をしめして「え〜、お前が行ってこいよ」と言われたら、、、もちろん怒って問題なし!

ここでのポイントは買い物を忘れても結局は自分が買いに出ないといけない状況をできるだけつくること。

もし買い忘れてそのあと私がひとりで牛乳を買いに戻ってしまう、「別に忘れても問題なし」と思ってしまいます。

ただ悪気があって忘れたわけではないので、出来るだけ楽しく失点を取り返せるような状況ができたらいいかなと思っています。

物覚えの悪い夫とけんかをしないために

このようにいろいろな対策をしていてもそれでもいろいろなことを忘れる夫。この物覚えの悪さにいちいち向き合っていたらお互いにへとへとになってしまいます。

なので穏やかな夫婦関係のために私が心がけているのがこの3点

 忘れても気にしない

もちろんものにもよりますが、夫がいろんなことを忘れてもあまり気にしないようにしています。

よほど腹に据えかねて怒る時もなるだけ感情にまかせて怒らないようにも、、、といっても難しいのですが。まあ、だから夫も忘れ続けるのかもしれませんが忘れるものは仕方がありません。

わざと忘れているわけでもないのでそれでけんかしてもむなしいだけです。

また大切なことは事前に忘れないように手をうっておくのですが、それでも忘れてしまうときは忘れてしまうのです。

そしてそこに悪気はありません、多分。となるとこの夫の物覚えの悪さを怒っていると、おそらく一生怒り続けないといけません。

ということでもうこれは夫の性格のひとつと思ってそのまま受け入れることにするのが一番と思っています。

 約束ごとをたくさん決めない

もう一つ、心がけているのは生活の中でいろいろな約束事を決めないこと。約束事が増えると夫が忘れることも増えてきます。そうすると私がイライラすることも増えてくるように思うので。

もし脱ぎ捨ててある靴下が気になったら「靴下、洗濯かごに入れておいて」というけれど、それはその場限りのことで「毎日、脱いだ靴下を自分で洗濯かごに入れる」というルールをつくらないことに。

ルールを作ったとしてもどちらにしても忘れてしまいます。

そして夫が脱ぎ散らかしている靴下が気にならなければそのままほったらかしておきますし、気になったら自分で放り込むか「放り込んで」と言います。

こうすると決めたルールを「忘れる」ということはなくなるので。

誕生日や記念日も「祝わないといけない」という暗黙のルールを作らなければいいのです。そしてその日、「たまたま」一緒に祝えたらうれしいし、もし自分が一緒にお祝いしたいならばそう言えばいいのだし、もし祝わなければそれはそれでいいのです。

 「忘れる」ことと「愛情」を結びつけない

結局のところつきつめて考えると「忘れる」ことが腹立たしいのではなく「忘れるくらい大切・重要に思っていないこと」に腹が立っているのではないでしょうか?

結婚記念日を覚えていないなんてもう私のことを大切には思っていないのね。こんなに私がお願いしているのにいつも忘れて、私の仕事の大変さに思いがいたらないなんて、私のことをどうでもいいと思っているからでは?

こうなってくると夫の物覚えの悪さが「おおごと」になってしまいます。

なるだけ「夫が覚えているかいないか」で「夫の愛情」を測らないようにしています。「忘れる」のは夫のくせのようなものなので、私のことを大切に思っているかどうかは関係なく忘れるのです。

こう思うとかなり気持ちが楽になるように思うのですがいかがでしょうか?

このように考え方を変えると、イライラもかなり減りますし怒ることもかなり少なくなりました。でも、それでも腹に据えかねる時は、もちろん思い切って怒りましょう。

私一人が我慢することはないのです。それにお腹に怒りの感情をためているとだんだんその感情は腐ってくるので。なのでいろいろやってみてそれでも腹が立ったら健全に怒りましょう!

どうか物覚えの悪いパートナーと幸せな生活を。

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