途上国で生活しているときにひょんなことで我が家の一員になったシロとクロ。アメリカへ戻ってくるときに当然、一緒に帰ってくることになるのですが、それにはそこそこ準備が大変でした。ネコとの引越しのいろいろな手続きのなかで、今回はネコとの飛行機旅行についてご紹介してみたいと思います。
 
途上国からアメリカへ戻ってくるとき
いろいろ考えたのだけれど

クロとシロを機内キャビンに持ち込んで
一緒に帰ってくることにしました。

それまで一度も家を出たことのない二匹

空港はがやがやととてもうるさいので普段は怖いもの知らずのシロもキャリーの中でブルブルと震えています

こんなことは初めてなので
もう心配で気が気ではありません。

さらに飛行機に乗る前の
セキュリティチェック

キャリーバッグだけをX線検査装置に通し、私と夫はネコをだっこしてセキュリティゲートを通過する必要があります

パニックのネコを抱いて歩くなんて
考えただけでこっちがパニックです。

ということで
万が一、脱げ出したら困るので

あらかじめハーネスを着けてキャリーに入っていたネコたち

このハーネスをしっかり握って
ネコを抱いてゲートを無事通過

というか

シロもクロもあまりにビビりすぎて硬直してしまっていたのでまったく暴れませんでした

飛行機旅の最大の山場を乗り越え
無事、飛行機内へ

座席前の足元の空間へキャリーバッグを置きます

離陸してしばらくたっても
ネコたち、ミャーとも泣かないので
おびえているかと心配でのぞいてみたら

ぐっすり寝てました 疲れたよね

そしてこちらも

グー

いや〜疲れた

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もともととても人におびえるうちのネコたち。今まで多くの人を見たことがなかったので空港がとても大変でした。

最初はネコたちが退屈しないようにと思って上げていたキャリーの横まどのスクロール部分もすぐに閉めて、空港でもなるだけ静かな場所にいたのですが、それでもとても疲れたようです。

途中で乗り継ぎがあったので、あらかじめペットスペースを調べておいて、シロとクロをキャリーから出して休憩したのですが、結局、トイレもしなければご飯もたべませんでした。

それでも好奇心旺盛なシロは、キャリーから出ていろいろな場所の臭いをかいでいたのですが、臆病なクロは結局、キャリーからも出てきませんでした。

飛行時間や乗り継ぎなどいろいろ考えて今回は機内持ち込みでネコたちと旅行しましたが、ネコも疲れましたが私たちもネコたちの様子が気になって気になってとても疲れました。

引越しの際はネコとの移動は避けて通れませんが、そうでなければ出来るだけネコたちと移動したくないというのが正直なところです。

それにしても貴重な経験をしたので私たちとネコとの飛行機旅をご紹介したいと思います。

ネコと旅行ー飛行機会社を決める

チェックしないとしけない3つのポイント

まずネコたちと飛行機で移動する際、選択肢は3つあると思います。

(1)私たちがしたようにネコを機内持ち込み手荷物にして一緒に飛ぶ
(2)スーツケースのように受託手荷物にして同じ飛行機で飛ぶ
(3)別便で貨物扱いで送ってもらう。 

3番目の別便で貨物で送る方法は今回検討しなかったので、ネコと同じ便で飛ぶ(1)と(2)の方法で、どのように飛行機会社を選べばいいかを考えて行きたいと思います。

まず機内持ち込みであれ預け入れであれ自分が乗る予定の路線で以下の三つを確認しないといけません。

1:ネコの種類や年齢の制限

まず使おうかなと思っている飛行機会社が同伴するネコの年齢や種類に制限が設けているかどうかを確認する必要があります。

例えばアメリカン航空やユナイテッド航空は米国とプエルトリコを旅行するにはネコが生後8週間以上であることという条件をつけていますし、デルタ航空は国内線は生後10週間以上、アメリカ行きの国際線は生後16週間以上、欧州連合の国へは生後15週間でないと受け付けていません。

日本の航空会社でも日本航空は生後8週間以上の制限を設けています。

さらにアメリカンやユナイテッドは、受付をしないネコの種類を決めていて、バーミーズ、ペルシア、ヒマラヤン、エキゾチックショートヘアー、またその混血種は飛行機に乗ることができません。

2:ペットを同伴できる路線かどうか

次に確認する必要があるのは、機内持ち込みであれ預け入れであれネコを同伴できる路線かどうかということ

アメリカのアメリカン、ユナイテッド、デルタ3社は到着時の税関を通過する時間を含めて12時間未満のフライトでないとペットを同伴できません。

さらにそれぞれの航空会社によって、またそれぞれの地域や国によっていろいろな例外や制限があるので注意する必要があります。

例えばアメリカン航空は日本からロサンゼルスへの便は同伴可能ですが、ロサンゼルスから日本へは受け付けていないので注意が必要です。

ユナイテッドは夏の暑い時期(5月1日〜9月30日)にラスベガス、パームスプリングス、フェニックス、ツーソンへのペットの輸送を受け付けていません。

さらにユナイテッドでは乗り継ぎ回数2回または3区間を超える行程ではペットの同伴はできないことになっており、また旅程合計が24時間を超えるとネコに休息を与える必要があるとしています。

私の個人的な感覚だとアメリカ航空会社の方が日本の航空会社よりも厳しいように思います。またルールもよく変わるので、旅行の度に航空会社に確認するのが良いように思います。

さて、ネコを受託手荷物にして預けてしまうなら、ここまででいいのですが、もしネコを機内持ち込みにしようとお考えならばさらにキャビンに持ち込めるかどうかを確認する必要があります。

3:ペットをキャビンに持ち込めるか

まず全日空や日本航空はネコは国内線でも国際線でも機内持ち込みにはできません。なので日本国内の移動はネコを預け入れることになります。

アメリカ大手3社はアメリカ本土内の移動ではネコをキャビンへ持ち込めますがハワイ便は無理です。

また大西洋横断路線、太平洋横断路線といった長距離路線はペットをキャビンに持ち込めないことが多いですし、南米やカリブ海諸国でも持ち込める国と持ち込めない国があるので確認が必要です。

さらに心に留めていただきたいのは、持ち込めるのは人間一人にネコ一匹です。

またネコを持ち込む際はキャリーを前の座席下の空間に置くため、キャリーのサイズが厳しく決められています。なので、ペットのネコちゃんのサイズも考えて機内持ち込みにするかどうか決められるといいと思います。

ペットの航空料金は?

さて最後に航空会社決定のためのとても重要な要素、料金ですが、ネコを受託手荷物として輸送する場合はケースバイケースなのでユナイテッドとデルタ、さらに日本航空は現在のところ決まった金額をウェブサイトに載せていません。

ただ、アメリカン航空はアメリカ、カナダ、メキシコ、中南米、カリブ海諸国の路線ではケージ一つ2万円、さらに乗り継ぎの場合は追加料金200ドルとしています。

また、全日空はアメリカ・日本間4万円(もしくは400ドル)、それ以外の国際線区間は2万5千円となっているのでこのあたりが目安かなと思います。

ちなみに日本の国内線の場合、現在、全日空はケージ1つにつき6000円(一部4000円の区間あり)で、日本航空はケージ一つにつき3000円から6000円(路線による)となっているようです。

さらにアメリカの航空会社を使ってネコを機内持ち込みにする場合、アメリカ大手3社は現在片道125ドルの料金設定となっています。

だたし、デルタ航空はアメリカ、カナダ、プエルトリコのみ125ドル(約1万4千円)で国際線では200ドル(約2万2千円)かかります。

また各社、4時間以上の乗り継ぎの場合は追加料金を支払う必要もあるようなのでご注意を。

ネコと飛行機ーこんなことに気をつけて

まずは必要書類の確認・用意を

ネコを国際線に乗せるにはいろいろな手続き、書類が必要です。

アメリカにネコを入国させるのはそれほど大変ではなかったけれど、それでも健康証明書やワクチン接種の証明書を用意しました。

日本へネコを連れて帰るのも興味本位で調べたのですがものすごく大変なようで、将来もしネコを連れて日本に戻る事があればと考えるとクラクラしました。

なので引越しが決まったら真っ先に渡航先でネコの入国に必要とされている書類を調べて必要な準備に取りかかりましょう。

このネコの入管に必要な書類の準備についてはまた、別のブログで書きたいと思います。

飛行機の予約を電話で

利用する飛行機会社や便がだいたい決まったら、すぐに飛行機の予約を入れましょう。なぜなら飛行機一機に受け入れてもらえるペットの数が決まっているから。早いもの勝ちです。

また飛行機会社によってはペットの予約もインターネットで一緒にあわせて出来るところがあります。もしインターネットで予約を入れても念のために電話で確認を取る方がいいかもしれません。

私の友人で大型犬をつれて引越しするときに、空港に行ってから犬の体重が重すぎて犬を飛行機に乗せる事がことができず、かといって犬だけを置いていくこともできず大騒動になった人がいました。念には念をいれるほう精神的に楽です。

そして電話で予約をする前に聞きたい質問を書き出しておいて、聞ける事はすべて聞いてしまいましょう。

特に注意が必要なのが乗る飛行機がコードシェアー便なのかどうか。例えばユナイテッド航空の便名がついていても全日空の機体で飛ぶこともあります。

そうするとペットの取り扱いや料金も変わってくるのでその点について確認するといいと思います。 

輸送容器の用意

ネコを機内に持ち込むにしても預け入れるにしても、各社それぞれ、カートやキャリーのサイズを決めており、飼い主がそのサイズに従って用意する必要があります。

各社、ウェブサイトに詳しい情報を載せていますが、心配であれば予約の電話を掛けたときにあわせて再確認するのもいいかもしれません。

また、全日空や日本航空の国内線は貸し出し用のケージもあるのでご興味のある方は問い合わせてみてもいいかもしれません。

私たちの場合は機内持ち込みにしたのと飛行機の乗り継ぎで空港内を歩かないといけなかったので、バックパック型のキャリーにしました。

すこし素材が柔らかすぎて型くずれをするのは難点でしたが、ネコを背中に背負って移動できるのはとてもよかったです。

時間に余裕を持って

最後にネコと飛行機で移動する際に一番大切だと思うのは「時間に余裕を持って」準備し、行動すること

書類の準備、飛行機の手配、さらにネコの健康診断とやらないといけないことは山ほどあるので、引越しがきまったらすぐに準備にとりかかりましょう。

さらに出発当日はたっぷり時間に余裕を持って空港へ。チェックインにも時間がかかりますし、ネコをキャビンに連れて行くならセキュリティチェックを通るのにも余分な時間がかかります。

さらに乗り継ぎがあるのならば、乗り継ぎ時間もたっぷりとりましょう。もしここでネコをつれて入管手続きをしないといけないのであれば、とても時間がかかることを計算にいれておきましょう。

どちらにしてもネコと初めて飛行機に乗るのには不安なことがいっぱい。しっかり準備をするのにこしたことはありません。

これからご引越しのみなさん、頑張ってくださいね。