災害は忘れたときにやってくるもの。突然の火災警報に慌てふためいたのですが、一番の問題は逃げ惑うネコたちと一緒にどのように避難するのかということ。夫が家にいない時ならほんとうに大変です。今日は私たちがどのようにネコを捕まえてどのようなキャリーに入れて逃げる予定なのかもあわせてご紹介したいと思います。

 絵日記:急に火災報知器がなったら

アメリカで生活したアパートには
いつも火災報知器がついていました。

この報知器の役割は単純明快 換気扇をまわさずにお肉を焼くとピーピーピーとすごい音がでます。

その名の通り、火事や煙を認識すると
けたたましく鳴るのです。

というわけで火災報知器はおなじみなのだけれど「この赤いのはいったいなに?」って思っていたところ

ある普通の日
ネコ2匹とまどろんでいると

突然、この赤いスピーカーから部屋をふるわす大音響のベル 続いて男の人の声

でも音が大きすぎ、エコーもすごすぎ、
声もわれていて何を言っているのか

そして何が起こっているのか
まったくわかりません。

シロとクロは大きな音にびっくりしてまるで「おまえら、漫画か」っていうほどの慌てぶりで、いつもの避難場所、クローゼットめがけて一目散に走っていきました。

声の内容、よく聞こえなかったけれど
でもFire(火事)って言っていたような
気がするので、気が動転するなか

上の方へしまい込んであった
病院へ行くとき用の大きいケージを
無理矢理ひっぱりだして
2匹のネコを入れようと頑張ります。

しかしおびえて逃げ惑うネコたち シロを捕まえてケージにいれクロを捕まえて同じケージに入れようとしたらその隙にシロがにげだして「もう、らちがあかない!」

さらにここで少し冷静になった私の頭が

あなた、この重いケージを持ってはてしなくながい階段を降りられるの? と問いかけます。いや、無理、絶対無理

ここで思い出した
ネコを飛行機の手荷物で運ぶとき用の
リュック型キャリー

これなら背中に一匹、お腹側に一匹で
十分走る事ができます。

ということであわててこのリュック型キャリーを探し出し逃げようとするネコを一匹ずつむりやり押し込んでジッパーをしめました。

さらにかばんに財布と携帯をほりこんで
廊下へ飛び出してみると

しーん 「えっ?」 誰もいません

それでも階段の方へ歩いて行くと
廊下を掃除しているおばさんたちが、、、

「アラームなったよね?」 「でも火事じゃないと思うよ」 「えっ、そうなの?」

その後、管理会社から
火災アラームのチェックしました
ってメールがきました。

さきに言ってよ、さきに


Bar-border-F

途上国に住んでいた頃、国に動乱なんかが起こって緊急退避をしないといけない場合を想定してネコの(そして人間の)避難グッズを用意していました。リュックキャリーも外に出しっ放しで、、、

しかしワシントンの小さなマンションに引越しをすると住居空間が狭いので、必要のないものはクローゼットのとても出しにくい所へしまい込み、避難用バッグも使えるものはすべて使いきって解体してしまっていました。

しかし災害や火事は予想しない時間、場所に起こるもの。今回のあたふたを経験して、あまりの自分のだめさを実感し反省しました。そこでさっそく出来るところから改善していくことに。

 ネコを入れるキャリーは?

どんなキャリーがいいの?
犬ならそのまま一緒に逃げられますがネコは抱いて逃げるわけにもいきません。なので真っ先に考えないといけないのはどのキャリーを使うかということ。今回の経験でわかったのはネコをキャリーに入れるだけでは不十分で、それをもって動き回らないといけないということ。

そうなるとできるだけ軽くて持って走れるものということになるでしょうか。私たちはバックパック型のものを使っていますが、これもそもそもは飛行機用。

多くのアメリカの航空会社はネコを手荷物として一緒に機内に乗ることができるので、空港でネコをつれて移動することを考えて購入しました。広い空港での乗り継ぎでも後ろに担いでしまうと、そこそこ長い時間でも全然問題なく歩けました。

ただ航空会社は持ち込めるキャリーのサイズを決めていてそのサイズが比較的小さいのでこれも注意ポイントです。もし飛行機にネコを手荷物で持ち込む予定がないならばもう少しゆったりしたサイズでいろいろなかたちのものがでています。

またバックパック型以外にも下に車輪が付いていて引っ張ることのできるものもあります。

どちらにしてもネコの大きさ、これからの使用予定、そして災害の際の避難経路などを考えてキャリーをご用意しておくことをおすすめします。


キャリーの置き場所
さて、キャリーはちゃんと持っていた私たち。でも今回の私の大失敗はリュックキャリーをクローゼットにしまい込んでいたこと。災害時に大急ぎで逃げないといけない時に、そしてパニックになっている時に、しまい込んでいるキャリーを出すのは本当に思っているよりも大変です。

ただ火災報知機がなっただけで「本当に火事?」って疑っている状況でも思っているように体が動かなくてビックリしました。

ということでこの経験からキャリーを部屋へ出しておくことに決定。家に十分なスペースがないのでキャリーの置き場は悩むところですが、できるだけ邪魔にならない部屋の隅っこで、ネコの隠れ場所になるようなそこそこ快適な場所を探す事に。

結局、夫が購入してまったくつかっていない自転車マシーンが部屋の角におかれていたのでその脇へ置くことにしたのですがこれが大正解。部屋の角でマシーンの陰になって薄暗いのもあって、日々のネコたちのいいお昼寝場所となりました。

さらに注意しているのが、このキャリーの快適さになれてもらうこと。獣医さんに行くときや車で移動する際のケージは別の大きなプラスチックのものにして、できるだけこの避難用のリュックキャリーに悪い記憶がつかないようにしています。

リュックケージに慣れてここでお昼寝をしてくれていると災害時のネコのストレスも少しは軽くなるかなと期待して。


ハーネスも忘れずに
そしてもう一つ、飛行機にネコと一緒に乗ったときに学んだのですが、ネコをケージから出すことを考えるとハーネスは絶対に必要。防災バッグにハーネスを入れていると万が一、防災バッグを持ち出せなかったときに困るので、我が家はハーネスはキャリーにくっつけて置くことにしています。

 逃げるネコを捕まえるには

うちの二匹のネコはとても臆病なのもあって、ちょっとのことですごい勢いで逃げ惑います。実は以前、シロがいなくなったと思って大騒ぎで探したら、ベッドの裏の私たちの手が届かないと狭い隙間に入り込んで、そこが快適だったのかそこから出すのにとても苦労しました。

同じようなことが緊急時に起こるとすぐにネコをキャリーに入れることができません。ということで、私たちがとった対策ですが、まずネコが入りこんで私たちの手が簡単に届かない場所や隙間には物を置いて塞いでしまいました。ベッドの下も収納引き出しをいれてネコが入れないように。

さらに、ネコがパニックになった時に逃げる場所を意図的につくりました。うちのネコは来客があると逃げ惑うのですがネコが選ぶ隠れ場所の一つがクローゼットでした。ベッドの裏や下といた他の逃げ場を塞いで、代わりにクローゼットの奥の方に隠れ場をつくって、何かあったらそこへ逃げ込むように誘導しました。

そして、いつもクローゼットのドアはネコが逃げ込めるように少し開けておくことに。こうしておいたら今のところほぼ100%クローゼットに逃げ込んでいます。ここなら、私たちも簡単にネコを捕まえられるし。

これからネコ用の防災バッグを用意したりとまだまだやらないといけないことがいっぱいあるのですが、まずネコを捕まえてキャリーに入れるのが最初の第一歩ということで。

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